2024.12.06 今月のおすすめ書籍(2024年12月)

 

おすすめ新刊紹介「文庫」

日本美のこころ

出版社 小学館
発刊日付 2024年12月6日
著者 彬子女王
本体価格 1,210円(本体1,100円+税)
ISBN 9784094074130
彬子女王殿下が日本美のこころを探す旅

「赤と青のガウン」の著者・彬子女王殿下が6年間の英国留学を終えて次に向かわれたのは「日本美のこころ」を探す旅だった。

「神宮の御神宝」「皇居の盆栽」「皇室が育んだボンボニエール」など、日本の美を巡る旅を収録した「日本美のこころ」。

「烏帽子」「久米島紬」「漆掻き道具」など、日本の伝統工芸を支える最後の職人たちとの出会いを描いた「最後の職人ものがたり」。

その2冊を1冊の文庫として完全収録。

彬子女王殿下が4年間にわたって巡り続けた「日本美のこころ」を、54篇の美しく瑞々しい文章で綴った珠玉のエッセイ集。

 

おすすめ新刊紹介「新書」

日本政治学史
丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで

出版社 中央公論新社
発刊日付 2024年12月23日
著者 酒井大輔
本体価格 1,188円(本体1,080円+税)
ISBN 9784121028372
本書は、日本における「科学としての政治学」の軌跡をたどる。
学会を創設し、行動論を徐々に受容する一方、マルクス主義の成果を一部摂取しながら、時代とともに変貌していく様子を描く。
その歴史を丸山眞男、升味準之輔、京極純一、『レヴァイアサン』グループ、佐藤誠三郎などの研究成果を踏まえながら論じる。
さらに、政治改革、ジェンダー研究、実験政治学など具体的な論点も照らし、その見取り図を示す。

 

おすすめ新刊紹介「一般書」

対馬の海に沈む

出版社 集英社
発刊日付 2024年12月
著者 窪田新之助
本体価格 2,310円(本体2,100円+税)
ISBN 9784087817614
JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
執拗な取材の果て、辿り着いたのは、
国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。

【あらすじ】
人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。

 

おすすめ新刊紹介「人文書」

創発と物理

出版社 名古屋大学出版会
発刊日付 2024年12月
著者 森田紘平
本体価格 5,940円(本体5,400円+税)
ISBN 9784815811754
物理学分野の個々の事例に基づくボトムアップ式議論と、従来の哲学分野におけるトップダウン式議論とを往還しつつ、創発の伝統的な捉え方を塗り替える。古典力学と量子力学との関係、熱力学と統計力学との関係をあらためて考え直す、気鋭による力作。

 

おすすめ新刊紹介「理工書」

生成AIのしくみ 〈流れ〉が画像・音声・動画をつくる
 (岩波科学ライブラリー 328)

出版社 岩波書店
発刊日付 2024年12月20日
著者 岡野原 大輔 (著)
本体価格 1,650円(税込)(本体1,500円+税)
ISBN 978-4000297288
水面に書いたインク文字が広がっていく過程を逆向きに再生できれば文字が浮かび上がる――〈流れ〉が生成AIの核心となるアイデアだ。高次元空間とはどんな世界なのか、拡散モデルなどの流れの数理はどのように生成AIを実現したのか。AI実装で先端を行く著者が、数式ではなく言葉で、重要な概念の意味を伝える画期的入門書!

 

これからの線形代数: 3重対角化,特異値分解,一般逆行列

出版社 森北出版
発刊日付 2024年12月18日
著者 藤岡敦 (著)
本体価格 2,970円(税込)(本体2,700円+税)
ISBN 978-4627079212
「授業で習う線形代数」から「工学・統計学で用いる線形代数」への扉を開く一冊.

通常,線形代数の授業では,行列の計算といった基礎事項から,線形写像などの抽象的な内容へと進んでいきます.しかしながら,工学や統計学などの応用分野では,大量の数値データを計算機で分析するために,授業では学ばない手法を用いる場面が多くなっています.

たとえば,計算機を使って方程式を解いたり固有値を求めるような場合,行列を扱いやすい形にしたり,擬似的な逆行列を考えるといった方法をとります.そこで用いるのが,ギブンス行列やハウスホルダー行列を使ったQR分解,ヘッセンベルク化,3重対角化や,特異値分解,一般逆行列です.本書では,基礎事項の復習から始め,これらの概念を丁寧にわかりやすく解説します.

また,具体的な問題と詳細な解答が用意されており,自分の手で計算しながら学ぶことができます.

 

エントロピーと多様性の数理

出版社 森北出版
発刊日付 2024年12月24日
著者 Tom Leinster (原著), 春名太一 (翻訳)
本体価格 9,460円(税込)(本体8,600円+税)
ISBN 978-4627082915
生態学の問題から生まれた数学が,純粋な理論としても発展しながら,さらに物理学,情報科学,経済学,社会学といったさまざまな分野で用いられる可能性を秘めていた――
生物多様性の定量化に対する圏論的な研究から発展した,奥深い数学の世界を味わう.

「多様性の尺度がみたすべき性質は何か」「その性質をみたす関数はどんな形をとらねばならないか」という公理的なアプローチによって,Shannonエントロピーを出発点に,Rényiエントロピーやq対数的エントロピー(Tsallisエントロピー),そして生態学におけるHill数,アルファ多様度,ベータ多様度,ガンマ多様度といった概念を展開していく.

その中で,「どんなときに多様性は最も大きくなるのか」という問題には,圏論的な不変量であるマグニチュードという概念が関わることが明らかになる.また最終章では,エントロピーの圏論的な起源を探り,純粋数学の心臓部にもエントロピーが現れることを見る.

本書では,ほかにも関数方程式,情報理論,幾何学的測度論,確率論,数論といった,数学の幅広い分野が取り上げられている.一方で,初等的な解析学さえ知っていれば本筋を追うことができるよう注意が払われている.

 

圏論的ホモトピー論への誘い: 空間の代数的モデルへの探求
SGCライブラリ 196

出版社 サイエンス社
発刊日付 2024年12月24日
著者 栗林 勝彦 (著)
本体価格 2,420円(税込)(本体2,200円+税)
ISBN 978-4781916194
代数的モデルとは,空間に付随して現れる不変量の「一歩手前」の代数的対象のことであり,これらが作る圏上でホモトピー論を展開するための理論として,キレンにより創始されたモデル圏やその亜種のバウエスの(コ)ファイブレーションがある.本書では,このような抽象的なホモトピー論を詳細に解説し,有理ホモトピー論,ストリングトポロジー,そしてディフェオロジーへの応用に繋げる.

【主要目次】位相空間のホモトピー論(レビュー)/キレンのモデル圏とバウエスのコファイブレーション圏/有理ホモトピー論/ストリングトポロジー/ディフェオロジー/アイレンバーグ–ムーアスペクトル系列とその計算/付録A アイレンバーグ-ムーア・スペクトル系列とその計算

 

復刊 帰納的関数

出版社 共立出版
発刊日付 2024年12月10日
著者 廣瀬 健 (著)
本体価格 6,380円(税込)(本体5,800円+税)
ISBN 978-4320115729
帰納的関数や帰納的述語の概念は、1930年代に、ゲーデルの不完全性定理における算術化の手法や古来からある決定手続き、あるいは計算可能関数についての思考実験など、いわゆる“アルゴリズム”の概念と関わって登場した。そして、帰納的関数の理論は、数学や情報科学におけるさまざまな理論と、きわめて多くの接点をもった分野である。本書は、帰納的関数の理論の本格的な入門書である。
まず、帰納的関数の数学基礎論における立場について述べる。次に、帰納的関数と帰納的述語の基本的性質を示し、後に用いられる具体的な帰納的関数や帰納的述語をあげる。そして、ゲーデルの原論文に沿った形で不完全性定理の証明と解説を行う。さらに、ある形式的体系を定義し、その体系で形式的に計算可能な関数のクラスを定める。その後で、算術的階層の様子を調べ、また“決定不可能次数の理論”について基本的結果を紹介する。そして最後に、決定問題についての概略を説明し、“ヒルベルトの第10問題”について、その否定的解決に至るまでの歴史的経緯を詳しく解説する。
『共立講座 現代の数学3 帰納的関数』として1989年初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度、多くの読者からの要望を受け単行本に改装し発行するものです。

 

離散モース理論

出版社 丸善出版
発刊日付 2024年12月27日
著者 中川 征樹 (翻訳)
本体価格 5,390円(税込)(本体4,900円+税)
ISBN 978-4621310625
本書は離散モース理論について自己完結的に学ぶことができる入門書である.離散モース理論はトポロジーと組合せ論の両方のアイディアを含んだ魅力的かつ強力な理論であり,物理学や生物学,情報科学,材料科学など幅広い分野の諸問題に応用できる道具としても近年広まりつつある.

初学者に配慮し,基礎的な集合論と数学的な証明技法についての予備知識があれば読み進められるよう工夫されている.さらに,トポロジーについての入門書としても読むことができ,離散モース理論が単体複体に適用される議論を追いながら,一般的なトポロジーの入門書とは少し異なる学び方で,トポロジーのさまざまなコンセプトを学ぶことができる.これらのトポロジーの基礎は,本文中で豊富に用意された演習問題を解くことを通して,読者が無理なく習得できるよう構成されている.離散モース理論に関心のある人に向けた最初の1冊としてお勧めできる本となっている.

 

リーマンと幾何学

出版社 共立出版
発刊日付 2024年12月25日
著者 黒川 信重 (編集), 勝田 篤 (著)
本体価格 5,500円(税込)(本体5,000円+税)
ISBN 978-4320112360
試験官の一人であったガウスが興奮したとも伝えられている、1854年に行われたリーマンの教授資格取得講演「幾何学の基礎をなすある仮説について」は、近代および現代幾何学の発展の礎といえる大変著名なものであり、その影響は計り知れない。本書は、この講演に関して解説を行い、また現代数学におけるその甚大なる影響の中から、トピックを選んで論述する。
まず前半部では、初めに19世紀におこった幾何学の革命「ユークリッド空間からの離脱」について、リーマン以前の状況について簡単に説明する。そして、リーマンの教授資格取得講演「幾何学の基礎をなすある仮説について」を、現代の幾何学の標準的カリキュラムにおいて教えられている諸概念と講演との対応、また以後の発展にどのように取り入れられているかという観点から解説を行う。
後半部では、まずガウスに始まり、リーマンにおいて認識された「内在的幾何」を表現する多様体が、「外在的」にユークリッド空間内の部分多様体として実現されるかということをあらわす「埋め込みの問題」を扱う。次に、リーマンの講演においても言及されている離散空間に関連して、現代微分幾何学における中心的概念の一つであるグロモフ・ハウスドルフ距離について解説し、その後リーマン幾何学の現状の研究の概要をまとめる。最後に、リーマンの数論と「リーマン多様体」を結び付けるという流れを鑑み、さらにリーマンに強く影響を与えた数学者の一人であるディリクレの名を冠する算術級数定理の幾何学版について、筆者の最近の研究も含めて紹介する。

 

Excelでやさしく学ぶ統計解析―入力の基礎からレポート作成まで

出版社 東京図書
発刊日付 2024年12月11日
著者 石村 友二郎 (著), 劉 晨 (著), 石村 貞夫 (監修)
本体価格 2,640円(税込)(本体2,400円+税)
ISBN 978-4489024368
Excelで学ぶときのコツは"計算の流れを目で追ってみる"こと。
初心者がつまづきやすい統計量の計算も、Excelを使えば定義式や関数、
分析ツールなど色々な方法で計算することができ、その流れも実感できる。
グラフの描き方から分散分析表の解説まで、計算の流れを実感して理解を深め、統計を自由に扱えるように!
Excel 2024/365対応。

 

量子超越: 量子コンピュータが世界を変える

出版社 NHK出版
発刊日付 2024年12月25日
著者 ミチオ・カク (著), 斉藤 隆央 (翻訳)
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4140819814
金融、医療、IT、エネルギー、そして宇宙ーー
あらゆる分野で革命が起きる!

グーグル、IBM、マイクロソフトらによる熾烈な開発競争が勃発している「量子コンピュータ」。

従来のコンピュータ は「0」か「1」で情報処理をするが、量子コンピュータは「0」と「1」の「重ね合わせ」により複数データの並列処理ができるようになり、スーパーコンピュータの100 兆倍もの高い計算能力をもつ。従来のコンピュータの限界を超える「量子超越」が実現すれば、現行のいかなる暗号技術も解読されるようになり、国家機密や金融界にまで甚大な影響が及ぶことが見込まれるという。

複雑な化学プロセスを原子レベルで解析しうる量子コンピュータを用いることで、バッテリーの性能の向上や人工光合成が可能になり、エネルギー分野に革命がもたらされるほか、農業、医療、AI の分野に応用することで、現状の技術的な限界が突破され、新たな境地に達すると予測されている。

さらに、理論的な研究についても量子コンピュータによってブレイクスルーが起こることが期待されている。量子コンピュータは核融合の問題点を解消し、やがては太陽やブラックホールも含めた宇宙についての謎を解き明かすことができるのではないだろうか……。

そう、量子コンピュータは、「人類の運命を握っている」といっても過言ではないのだ。
物理学の世界的権威であり、量子論の研究に生涯を捧げてきたミチオ・カク博士が、量子コンピュータの科学的仕組みや、白熱する開発競争、そしてワクワクするような未来を解説する。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー!

 

超伝導の物理学

出版社 裳華房
発刊日付 2024年12月6日
著者 青木 秀夫 (著)
本体価格 4,290円(税込)(本体円+税)
ISBN 978-4785329266
本書は、超伝導を初めて学ぶ方はもとより、すでに知っている方にも自らの考えをまとめる縁となることを目指して出版された『物性科学入門シリーズ 超伝導入門』(2009年刊行。以下「旧版」)を、刊行から15年ほどの月日が経った間に超伝導の分野で驚くほどに様々な画期的な発展があったことも踏まえ、タイトルも一新して大幅に増補・改訂したものである。
旧版と同様、執筆姿勢としては専門家向けの詳細な総説というよりは、むしろ概念の面白さを、ある意味で入門書的に分かりやすく解説することを旨とした。

本書の前半では、従来型の(低温)超伝導に対するスタンダードなBCS理論を解説し、後半では、銅酸化物高温超伝導を始めとする、より革新的な世界を紹介した。この15年間の最新にわたる新展開としては、物質としては、水素系における室温に近い超伝導や、グラフェンにおける超伝導、さらに銅系・鉄系に続くニッケル化合物超伝導体などを解説し、また、非平衡における超伝導としてヒッグス・モードなども解説した。改訂は、旧版では十分触れられなかった事柄、例えば、2次元系におけるBKT転移、BCS-BECクロスオーバーなどにも及ぶ。
また、著者自身の興味として、平坦バンド超伝導、多バンド超伝導体におけるFeshbach共鳴などのトピックスも、将来性を期して頁数が割かれている。コラムも息抜きとして充実させた。これらを含めて全体にブラッシュアップさせるとともに、新展開は無関連に発展したのではなく互いに絡み合っていることも強調した。

 

教養としてのデータサイエンス 改訂第2版 (データサイエンス入門シリーズ)

出版社 講談社
発刊日付 2024年12月12日
著者 北川 源四郎 (編集), 竹村 彰通 (編集), & 8 その他
本体価格 1,980円(税込)(本体1,800円+税)
ISBN 978-4065379394
【安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部教授・LINEヤフー株式会社シニアストラテジスト)推薦!!】
データ×AIドリブンな時代に何が基礎なのか、それを理解したい人はまずこれを手に取りたい。

・これからを生き抜くために知っておきたいキーワードが、この一冊でまるわかり!
・「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム」の改訂にあわせ、高等学校「情報1」との連携、生成AIの急速な発展などに対応し、完全準拠の公式テキストがますますパワーアップ!
・フルカラーで見やすく練習問題も充実!
・日本を代表する豪華執筆陣がていねいに解説!

 

改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方

出版社 技術評論社
発刊日付 2024年12月25日
著者 仙塲 大也 (著)
本体価格 3,520円(税込)(本体3,200円+税)
ISBN 9784297146221
本書は、より成長させやすいコードの書き方と設計を学ぶ入門書です。著者の経験をふまえ構成や解説内容を見直し、より実践的な一冊になりました。
システム開発では、ソフトウェアの変更が難しくなる事態が頻発します。 コードの可読性が低く調査に時間がかかる、 コードの影響範囲が不明で変更すると動かなくなる、 新機能を追加したいがどこに実装すればいいかわからない......。
変更しづらいコードは、成長できないコードです。 ビジネスの進化への追随や、機能の改善が難しくなります。
本書は、成長できないコードの問題を、設計で解決します。

 

デジタルアイデンティティのすべて ―安全かつユーザー中心のアイデンティティシステムを実現するための知識

出版社 オライリー・ジャパン
発刊日付 2024年12月27日
著者 Phillip J. Windley (著), 富士榮 尚寛 (監修), & 12 その他
本体価格 5,280円(税込)(本体4,800円+税)
ISBN 978-4814400980
今日では、さまざまなサービスでソーシャルログインが当たり前になり、デジタルアイデンティティ(ID)は多くの人に利用されています。デジタルアイデンティティは、ビジネスにおける信頼の構築と維持に欠かせないものですが、その全体像を正しく理解することは難しいものです。
本書は、デジタルアイデンティティとは何か、どのように機能しているのか、その基盤を提供するテクノロジーから未来の方向性までを体系的に解説します。利用可能なプロトコル、標準、ソリューションを理解するのに役立つ概念フレームワークを解説し、それらの適用のしかたについても提案します。また、仕組みの理解だけでなく、信頼、リスク、セキュリティ、プライバシー、ガバナンスの問題など、運用に関わるさまざまな概念についても、順を追って理解していく章立てになっています。 本書を読むことで、アプリケーションに適切にデジタルアイデンティティを組み込むための考え方、ひいてはビジネス全体でデジタルアイデンティティを効果的に活用する方法を学ぶことができます。開発者、プロダクトマネージャー、および経営層にとっても必須の知識です。

 

スッキリわかるPythonによる機械学習入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)

出版社 インプレス
発刊日付 2024年12月4日
著者 須藤 秋良 (著), 株式会社フレアリンク (監修)
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4295020608
シリーズ累計90万部突破! 機械学習入門の決定版!
講義経験から導き出した繰り返し丁寧に積み上げる解説で、
初学者でも必ずMLのスキルが身に付く!

本書が、現場で使える機械学習(ML)のスキルを効率的に理解・習得できる3つのコンセプトはこちら。

【1】ゼロから学びたい人に適した構成
豊富な講義経験から導き出した学習メソッドを適用し、読者が一歩ずつ確実に理解を深めていけるよう、さまざまなデータを利用して、楽しみながら反復練習を行う構成となっています。
本書を読了すると、表データなら「基本的な機械学習によるデータ分析」を「自分1人の力」で行える力が身に付きます。

【2】自然と身に付くライブラリの使い方
ひたすら数式を並べたり、Pythonライブラリのさまざまな使い方を単純に一覧で紹介するといった解説は行っていません。
データ分析のストーリーの中で、必要なタイミングで必要な分析手法を都度紹介していきます。復習用に、学習項目の一覧やライブラリの構文一覧も別途用意しています。

【3】「ひとり」でも学べるサポート情報が豊富
本書は、プログラミングを通して機械学習の基礎を習得することを目指しています。プログラミング学習で最も肝要なことは、文法を覚えることではなく、エラーに直面した際のトラブルシューティングです。
本書では、初心者が陥りがちなミスとその解決策を「エラー解決・虎の巻」として巻末にまとめているので安心です。

第2版では、最新のpandasに対応したほか、新付録として「Polars入門」を追加しました。
また、章末の練習問題は、すぐ答えが見えないように巻末に解答をまとめたほか、令和の学習体験により適した、シンプルでスッキリとした紙面デザインへ全面的にリニューアルし、読みやすさ、使い勝手の向上を図っています。
 

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