2026.03.06 今月のおすすめ書籍(2026年3月)
おすすめ新刊紹介「文庫」
定本 力と交換様式

| 出版社 | 岩波書店 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月17日 |
| 著者 | 柄谷 行人 |
| 本体価格 | 2,068円(本体1,880円+税) |
| ISBN | 9784006004927 |
おすすめ新刊紹介「新書」
日本はラテン語でできている

| 出版社 | SBクリエイティブ |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月7日 |
| 著者 | ラテン語さん |
| 本体価格 | 1,100円(本体1,000円+税) |
| ISBN | 9784815632175 |
Xフォロワー10万人突破、『世界はラテン語でできている』著者、人気ラテン語研究者のラテン語さん、待望の新刊!!
古代ローマ起源のラテン語は、世界に広がり、日本にまで。
あなたのすぐ隣にも、きっと、ラテン語が見つかるはず。
社名、商品名、施設名、学名、文学、漫画、アニメ、日本史……
日本とラテン語の接点を追いながら、47都道府県をめぐるラテン語の旅へ出掛けましょう。
おすすめ新刊紹介「一般書」
すべてが円くなるように

| 出版社 | 幻冬舎 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月18日 |
| 著者 | 原田マハ |
| 本体価格 | 1,650円(本体1,500円+税) |
| ISBN | 9784344045590 |
貝は海からの贈り物。 真珠には、不思議な魔力が潜んでいる。
祖母と孫、母と娘、女友達――。
真珠がつなぐ人生と夢を描く、極上の短編集。
展覧会を一目見ることができたら、フェルメールに捧げる物語を書くときめ、作家の私はアムステルダムに向かった。(「フェルメールとの約束」)
パリで設計事務所を営む祖母に憧れ、建築の勉強をしている杏樹。祖母からシャルロット・ペリアンの写真を見せられ、衝撃を受ける。(「あの日のエール」)
リタ、碧海、芦花はハーバードの同級生。メトロポリタン美術館の学芸員であるリタの企画展のため久しぶりに鳥羽で集まることに。(「海からの贈り物」) ほか
劇場という名の星座

| 出版社 | 集英社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月5日 |
| 著者 | 小川洋子 |
| 本体価格 | 1,925円(本体1,750円+税) |
| ISBN | 9784087700381 |
白杖の父が遺した、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のパンフレット。そこには新人案内係からの手紙が挟まれていた――「ホタルさんへの手紙」
少年は、劇場2階ロビーのステンドグラスの裏側に寝泊まりしていた。舞台袖、楽屋食堂、馬小屋……自在に歩き回る彼は、ある人を永遠に探し続けている――「内緒の少年」
劇場ロビーに一脚あるという“幸運の椅子”。売店で働くたった一人の“担当さん”だけが代々受け継いできたその伝説と、椅子に座った人々の元に訪れる幸運――「こちらへ、お座りください」
劇場の“壁”に深い愛着を抱いてきた税理士の男、観劇後に日傘を差し館内を歩く“パラソル小母さん”と呼ばれる女性……。彼らの思いを迎え入れ続けた劇場が、ついに最終公演の日を迎える――「劇場は待っている」ほか全八編を収録。
舞台上でスポットライトを浴びるスター、誰かにとっての特別な一日を支える案内係や売店スタッフ、客席から見えない裏側で上演を支えるエレベーター係や幕内係、そして観客……。劇場を愛し、劇場を作り上げてきた人々の密やかな祈りがきらめく豊饒な短編集。
おすすめ新刊紹介「人文書」
意味の意味 復刻

| 出版社 | 新泉社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月11日 |
| 著者 | C.K.オグデン I.A.リチャーズ 石橋幸太郎 |
| 本体価格 | 4,950円(本体:4,500円+税) |
| ISBN | 9784787725073 |
言語が思想に及ぼす影響をテーマに、1923年に刊行された意味論の古典。
思想、言葉、事物の相互作用の精密な分析から、〈意味〉が生成していく過程を考察する。
[目次]
第一章 思想・言葉・事物
第二章 言葉の力
第三章 記号場
第四章 知覚作用における記号
第五章 象徴法の規準
第六章 定義論
第七章 美の意味
第八章 哲学者と意味
第九章 意味の意味
第十章 象徴場
付録 文法について/脈絡について/アエネシデムスの記号論/幾人かの現代人/否定的事実について
補遺I 原始言語における意味の問題……マリノウスキー
補遺II 医学研究における記号論と言語批評との重要性……クルックシャンク
解説 外山滋比古
おすすめ新刊紹介「理工書」
手を動かしてまなぶ 偏微分方程式

| 出版社 | 裳華房 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月19日 |
| 著者 | 山根 英司 (著) |
| 本体価格 | 3,960円(税込)(本体3,600円+税) |
| ISBN | 978-4785316150 |
偏微分方程式、特殊関数、可積分系に興味のある読者に贈る、これまでなかった入門書。
数理工学のための線形代数: 線形代数の新しい地平

| 出版社 | コロナ社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月16日 |
| 著者 | 佐藤 一宏 (著) |
| 本体価格 | 4,950円(税込)(本体4,500円+税) |
| ISBN | 978-4339061369 |
本書の核は,行列式を足場に,エルミート標準形・スミス標準形・ジョルダン標準形を一本の流れとして理解できる点にあります。標準形を単なる計算結果としてではなく,「同値変換(基底の取り換え)で何を動かしてよく,何が不変量として残るのか」という観点で捉えることで,論文や専門書で標準形が現れたときにも,議論の要点を的確に理解できるようになります。後半では,非負行列とマルコフ連鎖,グラフラプラシアンとクロン縮約(大規模ネットワークの縮約),離散フーリエ変換・FFTへと展開し,抽象理論が解析手法や計算アルゴリズムへつながることを示します。
線形代数の基礎を一度学んだ学部3年生以上を主対象に,研究の共通基盤として学び直し,理解を深めたい読者に最適です。
uliaで理解を深める線形代数: 基礎概念から応用トピックまで

| 出版社 | オーム社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月26日 |
| 著者 | 宮武 勇登 (著) |
| 本体価格 | 4,070円(税込)(本体3,700円+税) |
| ISBN | 978-4274234538 |
本書は、理工系を中心とした数値計算の場面でよく現れる線形代数について、その基本となる概念から応用までを、Juliaを用いて学べるものです。
抽象的な概念は具体的な計算例を通して、行列や行列式の複雑な計算は図解によって、わかりやすく解説します。
また、機械学習やデータサイエンスなどにおける線形代数のニーズの高まりを踏まえ、行列の特異値分解・多重線形代数・自動微分などの応用例、さらには大規模行列の扱い方について、数理とJuliaコーディングを一貫して解説します。実用上配慮すべき、コンピュータにおける数値計算の注意点にも言及しました。
Juliaは基本的な文法から扱うので、初心者でも始められます。
線形代数 (大学数学 フォローアップシリーズ)

| 出版社 | 近代科学社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月31日 |
| 著者 | 片岡 武典 (著), 佐藤 隆夫 (著) |
| 本体価格 | 3,520円(税込)(本体3,200円+税) |
| ISBN | 978-4764907805 |
•奇をてらうことなく標準的な内容を中心に構成しました。 •自学自習に適するよう、細部まで丁寧に解説しました。特に新規の概念を導入する際にはその意義を説明し、具体例を用意しました。 •内容をしっかり身に付けることができるよう、練習問題を随所に配置しました。
可換環論への招待: 数値半群を通じた環構造探求

| 出版社 | 共立出版 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月4日 |
| 著者 | 松岡 直之 (著) |
| 本体価格 | 4,620円(税込)(本体4,200円+税) |
| ISBN | 978-4320115996 |
「数値半群」という具体的な構造を題材に、「可換環論」の基本概念を実践的に学ぶことを目指した専門書
数値半群は、整数の加法という素朴で基本的な操作から自然に定まる数学的対象であり、その構造の見通しのよさゆえに手に取って扱いやすく、直接的な観察や数あそびのような実験を通じて理解を深めることができる。
本書での可換環論の学びの特徴は、数値半群から自然に定まる環構造である数値半群環を、学習の中心に据えている点にある。
数値半群の数値的な振る舞いの多くが、そのまま数値半群環の構造に反映されるため、環に関する抽象的な専門用語を具体的な計算と照らし合わせて理解しやすいという利点がある。
その一方で、数値半群環は現代の可換環論研究で扱われる主要な対象のモデルケースとして扱われることも多く、数値半群環に対する理解から抽象的な理論へと発展される場面も珍しくない。すなわち、数値半群環は可換環論の学習と研究の両面において、非常に魅力的な素材といえる。
数値半群と数値半群環は、具体的な計算のしやすさと数学的な深さを併せもち、環論の基礎と研究の入口を同時に提示できる稀有な対象である。
本書は、その特性を最大限に活かし、読者が可換環論の学びと探究の双方に自然に歩み出せるよう、初歩的な概念の習得から具体的な研究テーマの一端に触れるまでの道筋を詰め込んだ一冊である。
数理の礎 線形代数

| 出版社 | サイエンス社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月16日 |
| 著者 | 永井 保成 (著) |
| 本体価格 | 2,420円(税込)(本体2,200円+税) |
| ISBN | 978-4781916606 |
【主要目次】連立1次方程式と行列/数ベクトル空間と線形写像/行列式/線形写像の行列表示/内積空間
トポロジーを深化するホモトピー論 —かたちとつながりの数学

| 出版社 | 現代数学社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月21日 |
| 著者 | 玉木 大 (著) |
| 本体価格 | 2,970円(税込)(本体2,700円+税) |
| ISBN | 978-4768706978 |
【内容】 トポロジーとは何か? /ホモロジーのアイデア/ファイバー束とホモトピー/分類空間について/関手の微積分/何でもモデル圏/並列処理とホモトピー/多重ループ空間からオペラッドへ/ホモトピー的代数/組み合せ論と代数的トポロジー/超平面配置と有向マトロイド/トポロジーと工学/ストリング・トポロジー/高次の圏とホモトピー論
応用につながる線形代数 —身近な問題を読み解く—

| 出版社 | 現代数学社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月21日 |
| 著者 | 木村 良夫 (著) |
| 本体価格 | 2,310円(税込)(本体2,100円+税) |
| ISBN | 978-4768706961 |
【内容】 ベクトルとは何か?/行列とは何か?/行列による世界旅行/将来はどうなる?/カサはなぜ開く/斜交座標とベクトル空間/部分空間について考える/行列式のルーツを探る/あみだの数学/あみだくじは公平か/酔っばらいはどこに行く?/他
はじめて学ぶ微分積分

| 出版社 | 共立出版 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月11日 |
| 著者 | 川嶋 克利 (著), 河村 建吾 (著), 田村 誠 (著), 張替 俊夫 (著), & 1 その他 |
| 本体価格 | 2,640円(税込)(本体2,400円+税) |
| ISBN | 978-4320116047 |
第1章 微分係数の意味,基本的な関数の導関数
第2章 1変数関数の微分法と第1章で学んだ関数を組み合わせてできる,応用上重要な関数の微分法
第3章 グラフの解析や陰関数の微分法,関数の極限やテイラー展開
第4章 多変数関数の微分法
第5章 原始関数と定積分の定義,微分積分学の基本定理
第6章 置換積分や部分積分などの積分の計算
第7章 面積・体積の計算などへの応用,定積分の近似公式,広義積分
第8章 多変数関数の積分の意味と方法,変数変換
学習の第一歩は、基本的な用語や概念を理解し、その意味や用法を知ることである、本書では、講義で説明するように、既習の知識を基に概念を組み立てるような解説を心がけた。項目はなるべく小さく区切り、それぞれが例題と練習問題によって無理なく学べるようにした。また図やグラフを多用し、イメージによる学習内容の理解と定着も重視している。各章の最後には章末問題として、基礎的な問題からやや進んだ内容の問題までをまとめている。
進化と人間行動 第3版

| 出版社 | 東京大学出版会 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月26日 |
| 著者 | 長谷川 寿一 (著), 長谷川 眞理子 (著), 大槻 久 (著), & 2 その他 |
| 本体価格 | 2,970円(税込)(本体2,700円+税) |
| ISBN | 978-4130622370 |
【主要目次】
*第3版まえがき
I 進化とは何か
第1章 人間の本性の探求
第2章 古典的な進化学
第3章 現代の分子進化学
第4章 「種の保存」の誤り
Ⅱ 生物としてのヒト
第5章 霊長類の進化
第6章 人類の進化
第7章 ヒトの生活史戦略
第8章 血縁淘汰と家族
第9章 血縁によらない協力行動の進化
第10章 雄と雌――性淘汰の理論
第11章 ヒトにおける性淘汰
Ⅲ 心と行動の進化
第12章 ヒトの心の進化へのアプローチ
第13章 ヒトにおける文化の重要性
*終 章 ヒトの進化環境と現代社会
すごい古典入門-レイチェル・カーソン『沈黙の春』 科学に「いのち」は見えてるの?

| 出版社 | 中央公論新社 |
|---|---|
| 発刊日付 | 2026年3月9日 |
| 著者 | 中村 桂子 (著) |
| 本体価格 | 1,100円(税込)(本体1,000円+税) |
| ISBN | 978-4120060014 |
60年前に警鐘を鳴らされた科学技術の濫用は、今なお自然と人間を破壊し続ける。
自然と一緒に生存する道を考える、カーソン入門にしてスリリングな問題提起。