2026.04.30 今月のおすすめ書籍(2026年5月)

 

おすすめ新刊紹介「文庫」

代議制統治論

出版社 岩波書店
発刊日付 2026年5月19日
著者 J.S.ミル (著), 関口 正司 (翻訳)
本体価格 1,430円(本体1,300円+税)
ISBN 9784003900055
「よい統治」とは何であり、それはいかにすれば可能なのか。最善の統治形態とは代議制統治にほかならないことを論証したJ。S。ミルの政治論(一八六一年初版)。制限選挙が続く時代の英国にあって、様々な改革を提案する。危機に立つ現代の代議制デモクラシーを深く考えるうえでも触発されるところが多いであろう。
 

川のある街

出版社 朝日新聞出版
発刊日付 2026年5月7日
著者 江國香織
本体価格 726円(本体660円+税)
ISBN 9784022652409
両親の離婚によって母親の実家近くに暮らしはじめた望子。
そのマンションの部屋からは郊外を流れる大きな川が見える。
父親との面会、新しくできた友達。

望子の目に映る景色と彼女の成長を活写した「川のある街」をはじめ、
人生の三つの〈時間〉を川の流れる三つの街を舞台に描いた著者の小説的達成。

誰もが通過する人生の、ささやかで特別な瞬間と
ありのままにある世界を鮮やかに切り取った慈愛の物語。
《解説・朝吹真理子》
 

おすすめ新刊紹介「新書」

対話をつくる

出版社 朝日新聞出版
発刊日付 2026年5月13日
著者 宇野重規
本体価格 990円(本体900円+税)
ISBN 9784022953674
異なる思考や言葉に触れるとき、対話がはじまる
朝日新聞「論壇時評」、待望の書籍化!

相互不信が深まる現代に、異なる立場といかに向き合うかーー。

ウクライナ戦争、トランプ現象、能登半島地震、裏金問題、生成AIの台頭……激動の時代を縦横に論じた「朝日新聞 論壇時評」2年間の思索をもとに、分断が常態化した世界を複眼的な視座で見据え直す。

第二部には梶原麻衣子氏、三宅香帆氏、三牧聖子氏との対談を収録。「右」と「左」の外側で共通の言葉を探し、「界隈」を超える想像力を掘り起こし、多極化する世界で日本が問われるものを問い直す。

民主主義の根幹が揺らぐいまこそ、対話の可能性を手渡す一冊。

<目次>
第一部 対話をつくる
第1章 揺らぐ世界
第2章 変調の時代
第3章 崩壊と再生
第二部 分断をほどく
「右」と「左」の外側で共通の言葉を探す(対談:梶原麻衣子)
「界隈」を超える 希望は「物語」(対談:三宅香帆)
多極化する世界で日本が問われるもの(対談:三牧聖子)
 

おすすめ新刊紹介「一般書」

トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件

出版社 晶文社
発刊日付 2026年5月12日
著者 大山祐亮
本体価格 1,980円(本体1,800円+税)
ISBN 9784794980557
<言語学習の鬼才>、無双する。「その学説、論破させていただきます」

人文系最難関学問の一つ、比較言語学。「終わりゆく学問」の荒涼を、丹念な解説[ガイド]と柔軟な発想[アイディア]で紹介。

・『古事記』を別の言語で読み解くと本当の意味がわかる?
・日本語のルーツは●●語だ?
・すべての言語の源流にある言語は○○だ?

などなど、「トンデモ言語学説」及びさまざまな「トンデモ学説」の根底に流れる問題を一刀両断。
「こうだったらよいのにな」という妄想・妄言をひとつずつ丁寧に潰していく真の啓蒙書。
 

多類婚姻譚

出版社 講談社
発刊日付 2026年5月27日
著者 凪良ゆう
本体価格 2,090円(本体1,900円+税)
ISBN 9784065429839
一緒に生きる。わかりあえないあなたと。

一番近くにいる他人-こいびと-。どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう。
『流浪の月』『汝、星のごとく』で二度の本屋大賞を受賞した著者が描く、今そこにある愛のかたち。

セクシュアリティ/ジェンダー、金銭感覚、世代間格差、成育環境……
あらゆる価値観の対立の中で現代を生きるわたしたちの祈りと叫び。

【凪良ゆう コメント】
「文芸書としては『星を編む』から2年半、ようやく新刊をお届けできます。
今作は結婚について。
婚姻譚と銘打ちながらも、婚姻への道のりがはてしなく遠い!! これは果たして婚姻譚と言えるのか、と担当さん達と首をかしげる場面もありました。
読んでくださった方たちと”現代の結婚”について語り合ってみたいです。」

【収録作 紹介】
「Thank you for your understanding」
家族の期待に応え、ついに恋人と帰省する決意を固めた華。
「Beautiful Dreamer」
結婚したい。ありふれた夢のはずなのに、東京ではこんなにも遠い。
「小鳥たち」
離婚して、実家の書店を継いだ一葉。そこに偶然、初恋の人がやって来て--。
「Position Talk」
入籍を目前にした男女。性差を越え、個としてわかり合える日は来るのか。
「C’est la vie」
仕事も恋も、魂を分けあった二人。だが、夢のような時間にはいつか終わりが来る。
 

あなたが正しくいられたとき

出版社 文藝春秋
発刊日付 2026年5月22日
著者 芦沢央
本体価格 1,980円(本体1,800円+税)
ISBN 9784163921013
どんでん返し×驚愕の心理トリック そのときあなたの“正義“が揺さぶられる

『嘘と隣人』が直木賞候補、『夜の道標』で日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した芦沢央さんの最新短編集です。

日常に潜む人間の心の歪みや、「正しさ」が孕む危うさを鋭く描き出した6編を収録しています。どの物語も、登場人物が信じる「正しさ」が、思わぬ悲劇や皮肉な結末を呼び起こし、人間の心理を深くえぐる筆致に価値観が激しく揺さぶられます。

鮮烈な印象を残すのが、表題作の「あなたが正しくいられたとき」。
同窓会で再会した元カノ・黒川の娘が川に落ちるという、衝撃的な場面から物語は始まります。主人公の窪田はとっさに川へ飛び込み、少女を救助します。自らの行動を「正しい」と信じて疑わない窪田ですが、物語が進むにつれて意外な真相が明らかになり――。
「窪田くんは、正しい人だよね」「物語に出てくるヒーローみたい」と黒川に言われる窪田の「正しさ」とは何なのでしょうか。

現代社会の不安を巧みに掬い取った「立体パズル」もまた、忘れがたい一編です。
主人公の幼稚園児の息子と同い年の子どもが、「子どもは静かにするもんだろうが」と主張する犯人に殺されるという事件が起こります。
犯人はかつて神童と呼ばれたエリートでした。その犯人が、主人公が住む街をうろついているらしいという噂が流れます。子どもの安全を守りたいという親としての「正しさ」が行きついた先とは……。

本書に収められた6つの物語は読者の心に鋭い棘を残します。登場人物たちの行動は、決して他人事ではありません。損をしたくない、誰かを守りたい、過去の過ちを正したい――。誰もが抱く切実な思いが、「正しさ」という名のナイフに変わる瞬間を、芦沢さんは描きます。
あなたが信じる正義は、本当に正しいのか。読み終えた後、その問いが深く胸に突き刺さる、傑作短編集です。
 

おすすめ新刊紹介「人文書」

人文学系学生のためのはじめての量的研究・質的研究

出版社 ひつじ書房
発刊日付 2026年5月15日
著者 西田理恵子 (著), 岡田悠佑 (著), 秦かおり (著)
本体価格 3,300円(本体3,000円+税)
ISBN 9784823413513
はじめて研究に携わる学部生・大学院生を対象とした研究方法論のテキスト。量的研究と質的研究の双方を取り上げる。統計の理論の基本(記述統計・相関分析・回帰分析・t検定・分散分析・クラスター分析)と質的研究の理論の基礎(会話分析・相互行為言語学・マルチモーダル談話分析・ナラティブ分析・批判的談話研究・エスノグラフィー)を解説。読者が取り組める実践パートも掲載。★Webサイトにてデータ配布・解説あり

執筆者:石野未架、稲葉皐、今尾康裕、榎本剛士、岡田悠佑、金澤佑、菊池春花、児島麦穂、木場安莉沙、小林雄一郎、佐藤彰、セメノワ アナスタシア、西田理恵子、野呂香代子、秦かおり、山田彬尭
 

おすすめ新刊紹介「理工書」

新装版 リー環論

出版社 共立出版
発刊日付 2026年5月28日
著者 松島 与三 (著)
本体価格 4,950円(税込)(本体4,500円+税)
ISBN 978-4320116092
Cartan および Weyl による半単純リー環の分類と表現論に関する基本的な諸定理を中心に記述した好解説書

本書はリー環論について重要と考えられる理論について解説したものである。とくに Cartan および Weyl による半単純リー環の分類と表現論に関してはいまのところ適当な入門書がないので、とくにこれらの理論を完全に述べることを目標とした。他の文献を参照することなしに本書だけで理解できるように努めた。ただ本書ではリー群論について述べる余地がないので、リー群についてのいくらかの知識を必要とする所およびリー群との関係を述べなければ意味が理解しがたいような諸点ではリー群論との関係について説明を加えた。(序言より)

※本書は、1956年に『現代数学講座 15.リー環論』として初版を発行して以来、2010年の復刊を経て、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。このたび、多くの読者からのご要望を受け、装いを新たに発行いたします。
 

微分方程式 (大学数学の羅針盤)

出版社 岩波書店
発刊日付 2026年5月1日
著者 松澤 寛 (著)
本体価格 3,080円(税込)(本体2,800円+税)
ISBN 978-4000299749
微分方程式は自然現象を記述し工学的に扱うために欠かせない。また、数学的には解析学の世界を広げていく橋渡しとなる。本書は、微分方程式とは何かから説き起こし、豊富な例題により確かな計算を身につけられるようにしつつ、論理が理解できるように丁寧に解説して、力学系の入門まで導く。巻末に重要定理の証明を付す。
 

数理最適化がわかる ——機械学習の連続最適化編

出版社 技術評論社
発刊日付 2026年5月11日
著者 飯塚 秀明 (著)
本体価格 3,520円(税込)(本体3,200円+税)
ISBN 978-4297155636
なぜ、そのオプティマイザがあなたの機械学習に適しているのか?

ディープラーニングの普及により、誰もが高度なAIモデルを扱える時代になりました。しかし、その背後にある「数理最適化」は、依然として多くの初学者にとって高い壁となっています。その数理最適化について「独学でも絶対に挫折しない」ことを目指して書き下ろした入門書です。

【本書の特長】
「オプティマイザ」の正体を掴む: 確率的勾配降下法、モーメンタム、Adam。なぜこれらが機械学習に有効なのか、その理論的背景を「手計算」できるレベルまで丁寧に解説します。
ゴールは「画像識別の理論」: 単なる数学の羅列ではありません。最終的に画像識別がどのような仕組みで動いているのかを、最適化の視点から完全に理解することを目指します。
「脳内数学」から「泥臭い数学」へ: 理屈だけでなく、実際に手を動かして計算する習慣を身につけることで、ツールに使われるのではなく、自信を持ってツールを使いこなす力を養います。
データサイエンティスト、AIエンジニアを目指す学生、そして「中身」を理解して一段上のステップへ進みたい社会人エンジニアに捧げる、新たなスタンダードとなる一冊です。
 

ゼータ関数と整数の花 (数学のかんどころ)

出版社 共立出版
発刊日付 2026年5月28日
著者 小林 雅人 (著), 飯高 茂 (編集), 中村 滋 (編集), 岡部 恒治 (編集), & 1 その他
本体価格 2,530円(税込)(本体2,300円+税)
ISBN 978-4320113961
本書は、リーマンゼータ関数とその周辺の数学を扱った、初等整数論の入門書である。
前半部では、完全数・フィボナッチ数列・ピタゴラス数などといった、さまざまな整数列・無限和・無限積にまつわるトピックが、満開の花畑のように登場する。後半では、環論や形式的ベキ級数の概念を導入して、オイラーの五角数定理や、さまざまな分割数、約数和関数の関係式などに迫っていく。最後に、ゼータ関数に関わる基本事項を概観する。付録では、本編では紹介しきれなかった整数論での興味深い結果や、ラマヌジャンの生涯と功績などといった、数学界や数学史における楽しい話題を取り上げた。
「整数の魅力を伝えること」を念頭に、なるべく多くの整数概念が現れるように工夫を行なった。
 

ガイダンス Rによる確率統計: 基礎から学ぶモンテカルロ法

出版社 サイエンス社
発刊日付 2026年5月20日
著者 石谷 謙介 (著)
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4-7819-1661-3
確率統計の基本事項とモンテカルロ法の技術を並行して修得できるテキスト.本書では,R言語を用いて確率統計の諸問題をモンテカルロ法で再現し,理論解との比較を通じてモンテカルロシミュレーション特有の感覚を読者に身につけてもらうことに重点が置かれている.

【主要目次】事象と確率/確率変数とその分布/多変量確率変数/データの分析/大数の法則と中心極限定理/統計的推定/統計的仮説検定/本書で必要な数学上の話題/問と演習問題の解答/付表
 

知の頂点へ: ラルス・アールフォルスの生涯 

出版社 内田老鶴圃
発刊日付 2026年5月8日
著者 オルリ・レヘト (著), 中西敏浩 (翻訳)
本体価格 2,530円(税込)(本体2,300円+税)
ISBN 978-4753603015
数学のノーベル賞といわれる「フィールズ賞」.そのフィールズ賞の第一回受賞者が本書の主人公ラルス・ヴァレリアン・アールフォルスその人である.フィンランド・ヘルシンキに生まれたアールフォルスはフィールズ賞受賞後も現在の数学に計り知れない影響を与える研究を続けた天才数学者であった.数学を心から愛し,また同じように生きることを愛した魅力溢れるフィンランド人の物語である.
 

演習で学ぶ固体物理学 (KS物理専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年5月28日
著者 矢口 裕之 (著), 八木 修平 (著), 本多 善太郎 (著)
本体価格 3,630円(税込)(本体3,300円+税)
ISBN 978-4065436455
★たくさんの問題を解くことが「固体物理学」を身につける近道★

本書は、固体物理学を「解いて理解する」ことを重視した演習特化型のテキストです。
以下の学習サイクルを実践できる構成となっています。

1. 必要最小限の基礎事項を押さえる
2. 例題で考え方を確認する
3. 演習問題に取り組む
4. 詳細な解答を通じて理解を深める
5. 繰り返し解いて定着させる

書籍全体のおよそ半分を演習問題の詳細な解答に割いています。
授業の予習・復習はもちろん、大学院入試に向けた力試しや、研究で固体物理を扱うための実践的な力を養う用途にも適しています。
本書1冊での学習はもちろん、同著者の姉妹書となる大好評テキスト『初歩から学ぶ固体物理学』との併用もおすすめです。
 

非平衡超伝導の物理: 現代的な視点から理解する場の凝縮現象 (SGCライブラリ  208)

出版社 サイエンス社
発刊日付 2026年5月21日
著者 辻 直人 (著)
本体価格 2,970円(税込)(本体2,700円+税)
ISBN 978-4781916682
近年,超伝導体を非平衡状態にすることで,ヒッグスモードとよばれる場の凝縮に起源を持つ現象が観測されている.また,平衡状態では実現しないような新しい超伝導相が非平衡状態において生み出せるのではないかという試みもある.本書では超伝導とは何かから説きおこし,超伝導体の非平衡状態が織りなす多彩な物理現象とその基礎理論について近年の研究の発展を踏まえて解説する.

【主要目次】はじめに/マクロな超伝導の現象論/マクロな現象論でみる非平衡超伝導/ミクロな超伝導の基礎理論/ミクロな理論でみる非平衡超伝導/非平衡グリーン関数/超伝導体の電磁応答/フロッケ状態/非平衡動的平均場理論/ηペアリング超伝導/トポロジカル秩序としての超伝導/まとめ/付録A 時間依存BCS理論の数値解法/付録B 2粒子密度行列の固有値の上限
 

有機化学1000本ノック 逆合成編

出版社 化学同人
発刊日付 2026年5月7日
著者 矢野 将文 (著)
本体価格 2,200円(税込)(本体2,000円+税)
ISBN 978-4759825749
初歩から徐々にステップアップ.有機化学反応が確実に身につく書き込み式ワークブック. 授業で慣れた順方向とは逆に,ゴールとなる化合物の一段階前,さらにその一段階前とさかのぼってゆき,入手可能な原料にたどり着くまでのより効率的なルートを構築する逆合成.本書は一段階変換から始め,例題→演習で難度を少しずつ上げながら1000問を反復する.丸暗記ではなく「どこで結合を切ればよいか」「一つ手前の分子は何か」「用いるのはこの試薬でいいか」を見抜き,学部レベルの三〜四段階設計までの土台を確実に身につける!
 

SUPERサイエンス 空気を資源に変える化学MOF(金属有機構造体)

出版社 シーアンドアール研究所
発刊日付 2026年5月12日
著者 齋藤勝裕 (著)
本体価格 2,453円(税込)(本体2,230円+税)
ISBN 978-4863545106
2025年、ノーベル化学賞によってその真価が証明された革新素材「MOF(金属有機構造体)」。
本書は、世界が熱狂するこの「空間を設計するナノ技術」の全貌を、ビジネスと環境の両面から解き明かします。排出されるCO2を回収して燃料に変えるカーボンリサイクル、常温・低圧での水素貯蔵によるエネルギー革命、さらには砂漠の空気から飲料水を創り出す技術まで詳しく解説。MOFは気候変動や水不足という人類の難題を突破する「21世紀の錬金術」です。日本が世界をリードするこの戦略物資が、私たちの暮らしと経済の覇権をどう塗り替えるのか。未来を創る1冊です。
 

ラマン分光法の基礎と応用 (KS化学専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年5月28日
著者 吉川 正信 (著)
本体価格 5,500円(税込)(本体5,000円+税)
ISBN 978-4065421789
第一線で活躍した企業研究者がラマン分光法の基礎から実際の測定例を解説。初心者からマスタークラスの研究者にまで満足していただける1冊!
 

京大人気レクチャー 宇宙科学入門

出版社 化学同人
発刊日付 2026年5月15日
著者 太田 耕司 (著)
本体価格 2,420円(税込)(本体2,200円+税)
ISBN 978-4759825756
我々は,どのような世界のどこにいるのか.どこから来て,どこへ行くのか.最先端の観測技術と理論研究が明らかにしつつある宇宙の姿を,図版を豊富に用いて,わかりやすく解説する.宇宙における時間と空間のスケール,惑星・恒星・銀河などの鍵となる宇宙の構成要素を詳しく紹介するとともに,研究を支える技術や理論を丁寧に説明する.京都大学で人気の全学共通科目「宇宙科学入門」を元にした,リレー講義形式のビジュアルな一冊.
 

生成AIアプリケーション評価入門

出版社 技術評論社
発刊日付 2026年5月1日
著者 松木 晋祐 (著)
本体価格 2,640円(税込)(本体2,400円+税)
ISBN 978-4297156145
生成AIを活用したアプリケーションは、リサーチ、ソフトウェア開発、各種創作活動の補助等、さまざまな知的労働において、欠かせないパートナーとなりつつあります。従来の演繹的なロジックの積み重ねにより構築されたソフトウェアと構造的に異なる生成AIアプリケーションは、その性質上、次の特徴を持ちます。

・確率的出力:同じ入力に対して、常に同じ出力が得られるとは限らない
・複雑な挙動:入力と出力の関係が明確ではなく、ブラックボックス的な側面がある
・文脈依存性:過去のやり取りや外部情報によって出力が変化する

これらの特徴から、生成AIアプリケーションの品質を保証するためには、従来のソフトウェアテストとは異なる手法によるテストと評価が不可欠となります。
本書では、生成AIを活用したアプリケーション、システムに焦点をあてて、そのテスト、評価のアプローチを紹介していきます。
 

プログラマーのための圏論 

出版社 オーム社
発刊日付 2026年5月26日
著者 Bartosz Milewski (著), 北川 雅裕 (翻訳), 松田 一孝 (監修)
本体価格 4,400円(税込)(本体4,000円+税)
ISBN 978-4274234866
コードで学ぶ、プログラマーのための圏論入門

〈本書のポイント〉
・C++とHaskellのコードを使って、圏論の概念を解説した
・数学書のような定理⇒証明の繰り返しではなく、プログラマーの慣れている技術書な解説とした

近年の並列・並行プログラミングにおける安全性確保では、共有可変状態に依存する設計の難しさが指摘されています。こうした課題への有力なアプローチの一つが関数型プログラミングであり、その背景として圏論(けんろん)が重要な役割を果たします。圏論は型理論やラムダ計算と並ぶ理論的基盤の一つです。
 

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