2026.10.02 今月のおすすめ書籍(2026年10月)

 

おすすめ新刊紹介「文庫」

それを読むたび思い出す

出版社 早川書房
発刊日付 2026年10月7日
著者 三宅香帆
本体価格 1,100円(本体1,000円+税)
ISBN 9784150316273
「自転車では辿り着けない場所のことを知りたかった」

三宅香帆、唯一の自伝的エッセイ!

小さい頃、「本で見かけた言葉」に抱いた鮮烈な憧れ。閉塞感とブックオフとインターネットに彩られた地元・高知での日々、大学時代に京都という不思議な場所がくれた「ぬるい肯定感」。風景も人も変わっていくなかで、好きなものを手放さないこと、本や漫画だけが変わらずそばにいてくれたこと……いつも、読むと、思い出す。自分の大切なことを。新世代のスターとなった文芸評論家、唯一の自伝的エッセイ!
解説 夢見る力……東畑開人(臨床心理士)


「本書は青春記である。三宅香帆が「三宅香帆」になるまでを描いた前日譚である。だから、そこにはキラキラした怪力だけではなく、苦くて、重たい彼女がほのめかされている。その上で、この本の最後の一文に、三宅香帆が「三宅香帆」になった瞬間が残されている。それでも夢を見るのだと彼女は誓っている」(本書解説より)
 

ミシェル・フーコー講義集成1 〈知への意志〉講義

出版社 筑摩書房
発刊日付 2026年10月13日
著者 ミシェル・フーコー 慎改康之 藤山真
本体価格 2,090円(本体1,900円+税)
ISBN 9784480513618
フーコー生誕100年
全13巻(全14冊)。4カ月に1冊ずつの刊行予定
記念碑的講義、文庫化開始

アリストテレスが述べた人間における認識への欲望。それに真っ向から異を唱えるニーチェ。知と権力の諸関係をめぐる系譜学がついに幕を開ける。
◆初回出荷分限定で特製しおりがついてきます

1970年、コレージュ・ド・フランス教授に就任したミシェル・フーコーは、講座「思考諸体系の歴史」を開講する。初年度のテーマは「知への意志」。アリストテレス『形而上学』冒頭に記された認識への欲望に着目し、アルカイック期のギリシアにおいて知の要請や真理への希求がどのような利害関心と結びついていたのかを分析する。さらに、アリストテレスと真っ向から対立するニーチェが示した真理概念とは――。真理の言説はいかなる機能と役割を果たすのか。それを見定めるべく、従来の考古学的方法を転換するかたちで、ここに知と権力をめぐる系譜学が始まる。補完的講義「オイディプスの知」も併録。
 

カフネ

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月15日
著者 阿部暁子
本体価格 990円(本体900円+税)
ISBN 9784065445846
【第22回 本屋大賞受賞作】
累計63万部突破!

あなたといたい、ただそれだけ。

料理を作って食べさせてあげることは、「好きだよ」って伝えること。
孤独や喪失、生きることの悲しみにそっと寄り添い、明日への希望を繋いでいく。

最愛の弟が急死した薫子が出会ったのは彼の元恋人・せつな。悲しみに暮れる薫子は彼女に誘われ家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。人々の生活を整えることで薫子の心も救われていくが、せつながある秘密を抱えていることを知りーー。他者を愛おしく思う気持ちが結ぶあたたかな再生の物語。
 

おすすめ新刊紹介「新書」

『アジア人物史』月報集成

出版社 集英社
発刊日付 2026年10月16日
著者 姜尚中 青山亨 伊東利勝
本体価格 1,111円(本体1,010円+税)
ISBN 9784087214321
古代アジア;世界宗教圏;儒教;朱子学;イスラーム;東洋史;モンゴル帝国;近世アジア;グローバリゼーション;マックス;ウェーバー;多様性;東アジア;西アジア;東南アジア;中央アジア;アーリーモダン;民主主義;ウェスタン;インパクト
 

寝ながらヘーゲル

出版社 NHK出版
発刊日付 2026年10月13日
著者 斎藤幸平
本体価格 1,133円(本体1,030円+税)
ISBN 9784140887684
『精神現象学』って、そういう本だったのか!

SNSの時代、承認欲求は暴走し、対立は終わらず、社会分断は広がり続ける――その根底にある仕組みを、ヘーゲルは主著『精神現象学』で、まるで現代を予言するかのように鮮やかに描き出していた。のちにマルクス思想誕生のきっかけとなり、近現代思想を方向づけることになったこの名著を、マルクス解説で話題を呼んだ著者がやさしく読み解く。承認、自由、共同体をめぐるヘーゲルの洞察をたどれば、難解な古典が驚くほど現代的な書物であることがわかり、いま私たちの社会で何が起きているのかが見えてくる。分断の時代に希望を取り戻すための一冊。
 

おすすめ新刊紹介「一般書」

新しい人生 小説、エッセイ、日記

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月21日
著者 ルシア・ベルリン 岸本佐知子
本体価格 3,520円(本体3,200円+税)
ISBN 9784065382530
『掃除婦のための手引き書』『すべての月、すべての年』『楽園の夕べ』のルシア・ベルリンの小説邦訳、ここに完結!
作家の素顔を伝える小説、エッセイ、日記からなる作品集
 

孤独をのぞき込む 秘密の読書会

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月1日
著者 小川洋子(小説家) 東畑開人
本体価格 1,980円(本体1,800円+税)
ISBN 9784065450253
「孤独」とは何か――
6冊の本を持ち寄り、読み、対話する。
小説家と臨床心理士による、文学と心のキャッチボール。
その先で二人が発見したものとは?
ひとりの夜、この本はあなたを照らす光になる――。
あなたも「秘密の読書会」への扉を開いてみませんか?
 

おすすめ新刊紹介「人文書」

寄食者の哲学(ミシェル・セール完全講義シリーズⅠ)

出版社 講談社
発刊日付 2026年9月24日
著者 三木那由他
本体価格 2,200円(本体2,000円+税)
ISBN 9784065448083
言葉はときに人を傷つけ、モヤモヤさせ、ときに励まし、生きづらさから救う。
その理由を考えたい。
カミングアウト、ハラスメント、マイクロアグレッション、わかりやすさ……。
日々の実感と哲学の眼差しから綴るエッセイ。

朝日新聞「Re:Ron」好評連載「ことばをほどく」を書籍化。
 

おすすめ新刊紹介「理工書」

アルティン代数学(第2版)

出版社 森北出版
発刊日付 2026年10月26日
著者 Michael Artin (原著), 松田茂樹 (翻訳) 
本体価格 13,200円(税込)(本体12,000円+税)
ISBN 978-4627054721
多くの人に読み継がれてきた定番テキスト、待望の邦訳!
著者が長年の教育経験をもとに磨き上げた本書は、徹底的に丁寧かつ明解な解説を行っている。
最大の魅力は、圧倒的な具体例の多さである。
また、要求される予備知識を最小限に抑えつつも、代数学の幅広く深い内容を無理なく学べるよう、綿密に構成されている。

これから代数学を学ぶ初学者はもちろん、真の理解を目指すすべての人に贈る、充実の一冊。
 

博士が愛した論文2 自然科学系研究者19人が語る「偏愛論文」アンソロジ

出版社 日経ナショナル ジオグラフィック
発刊日付 2026年10月8日
著者 加藤 文元 (著), 野村 泰紀 (著), 藤井 啓祐 (著), 川口 慎介 (著), & 16 その他 
本体価格 2,530円(税込)(本体2,300円+税)
ISBN 978-4863136748
各分野の最前線で活躍する19名の研究者たちが科学論文を読む面白さを語る、好評シリーズ待望の第2弾。

斬新な発想や大胆な手法に瞠目したもの、無駄なく美しくさえ感じる構成に痺れたもの、脇道に逸れたことで偶然出会ったもの、世界レベルの新たな挑戦の瞬間に立ち会えたもの──偏愛論文についての研究者たちの熱い語りを通じて、科学を支える柱としての論文の意義についても触れることができる。

国境を越えて、時空を越えて、論文は今日も科学を伝える。論文を書く人も、読む人も、論文を読んだことがない人も、科学を愛するすべての人に。

「私にとっての圧倒的なナンバーワン」
「強い論文は、声高に主張しない」
「論文を発表することは、かくも人生をかけた大仕事」
「デジタルデトックス的論文漁りの楽しみ」
「『世界にはこういう人たちがいる』という事実」
「本論文の素晴らしさは、結果ではなく、手段にある」
 

グラフィカルモデルによる因果推論入門 ~因果を記述する方法の理解と実装~

出版社 技術評論社
発刊日付 2026年10月8日
著者 島田 哲朗 (著), 佐竹 功次 (著), 株式会社ホクソエム (監修) 
本体価格 3,520円(税込)(本体3,200円+税)
ISBN 978-4297158699
因果推論は経済学や医学で発展し、現在ではIT企業のデータドリブンな意思決定や機械学習との融合により注目を集めています。しかし、既存の関連書籍は「A/Bテストの解説書」か「数式中心の難解な学術書」に二極化しており、実務で強力なツールとなる「グラフィカルモデル」を解説したものがありません。
本書は、グラフィカルモデルを中心に据えることで因果推論を直感的に理解し、A/Bテストの先の実践(観察データからの因果推論)へとつなげるための橋渡しとなる一冊です。

・視覚的な理解を助けるグラフィカルモデル
・Pythonライブラリ『DoWhy』を用いた実践 など
 

特異点理論 (数学のかんどころ44)

出版社 共立出版
発刊日付 2026年10月26日
著者 福井 敏純 (著), 飯高 茂 (編集), 中村 滋 (編集), 岡部 恒治 (編集), & 1 その他 
本体価格 2,750円(税込)(本体2,500円+税)
ISBN 978-4320113978
数学の理論を構築する際、多くの場合、研究対象には「正則性(滑らかさ)」が仮定されます。特異点とはこの滑らかさがない点のことであり、数学的には「できれば避けて通りたい厄介な点」と言えるかもしれません。しかし、現実の現象を記述するとき、特異点を避けることはできません。そして何より、特異点の周辺を詳しく紐解いてみると、そこには驚くほど面白い現象に満ち溢れています。実は特異点は豊穣な研究対象なのです。
本書の目的は、正則関数の特異点が持つ幾何学、特にそのトポロジーを初学者にも理解してもらうことです。ユークリッド空間の基本から始め、「ミルナー束」「ピュイズー展開」「ニュートン図形と特異点解消」といった、代数幾何などの他分野とのつながりが深いトピックを解説しました。そして、補助線を引くようにベクトル場を構成し、そのフローを流すことで、特異点の幾何を直感的に理解する証明を随所で紹介します。特異点を幾何的に理解するためのキーワードは、「流せフロー、作れベクトル場」なのです。
 

完全WKB解析入門

出版社 共立出版
発刊日付 2026年10月13日
著者 青木 貴史 (著) 
本体価格 4,620円(税込)(本体4,200円+税)
ISBN 978-4320116139
“発散級数”を積極的に活用することで初めて見える世界を案内する。

完全WKB解析とは、微分方程式に代表される関数方程式の解の大域的な性質を、発散級数の活用により研究する解析学の一分野である。WKBは3人の物理学者ウェンツェル(Wentzel)、クラマース(Kramers)、ブリュアン(Brillouin)の頭文字に由来する。この3名が1926年頃に量子力学の基本方程式であるシュレディンガー方程式の固有値問題の解析において用いた近似解が、後にWKB解と呼ばれた。これが完全WKB解析の起源となる。

完全WKB解析は1980年代終わり頃から純粋に数学として発展し、2階フックス型線型常微分方程式のモノドロミー行列の計算、高階線型微分方程式やパンルヴェ方程式の解の接続問題などで大きな成果を挙げた。近年では団代数、位相的漸化式、多重ゼータ値、差分方程式などとの関連が注目されている。また、物理学の分野では、場の量子論やブラックホールの研究など、幅広い活用例がある。

本書では、完全WKB解析の基礎事項を解説したのち、ガウスの超幾何微分方程式への応用を紹介する。超幾何微分方程式と完全WKB解析の関係を明らかにすることで、超幾何関数に対しても新たな知見を得ることができる。付録には、2階線型常微分方程式のストークス曲線を描画するコンピュータプログラムを掲載した。統一的な立場から接続問題を取り扱う完全WKB解析が、多様な可能性を秘めていることを紹介する一冊である。
 

集合論の心がわかる 新しいアプローチ 思索の基盤としての現代数学

出版社 日本評論社
発刊日付 2026年10月23日
著者 長岡 亮介 (著) 
本体価格 2,530円(税込)(本体2,300円+税)
ISBN 978-4535798427
ふつうの入門書における常識・誤解をくつがえし、論理・思想・歴史を土台に置いて、素朴集合論の核心をまなぶ画期的入門書が誕生。
 

ヴィジュアル 数学の歴史物語

出版社 河出書房新社
発刊日付 2026年10月22日
著者 トーマス・K・ブリッグス (著), 水谷 淳 (翻訳) 
本体価格 5,995円(税込)(本体5,450円+税)
ISBN 978-4309254937
数学の面白さはここから始まる! 紀元前4万年の骨から現代までの数学の全史を、貴重な写真や図版300点で紹介する数学図書館。数学者たちは何についてどんな奮闘をしてきたのか。その全貌を歴史から読む!
・
森重文氏推薦!! (数学者、京都大学名誉教授。1990年フィールズ賞 受賞)
「視覚に訴えかけ説得力もあり秀逸」
・
【本書の特長】
●数学史上の重要文献・主要テーマを約80項目にまとめ、数学をめぐる壮大な人類史を総覧。
●紀元前4万年の数を刻んだ動物の骨~2024年刊行の数学書(『数学は実在するのか?』他)まで、時代順に全史解説。
●類書にはない、インドや中国の重要な初期文献も丁寧に掲載し、あらゆる地域の数学史を網羅。
●豊富なヴィジュアル(図解・文献・肖像画など300点)。
 

最適化・最適設計事典

出版社 朝倉書店
発刊日付 2026年10月25日
著者 寒野 善博 (編集), 北山 哲士 (編集) 
本体価格 23,100円(税込)(本体21,000円+税)
ISBN 978-4254201871
多様な制約の中で最適な解を見つける数理的手法である「数理最適化」と、それを実際の製品・サービスの設計などに応用した「最適設計」の幅広い知識とその活用法を収録した事典。各項目2~8頁の中項目形式で、「基礎編」「実践編」の2部構成とする。最適化はAI・機械学習の基礎理論の核の一つでもあり、計算機の性能向上とともに関心・応用範囲は年々拡大している。
 

ユークリッド幾何から近代幾何へ ~ターレスが教えてくれる幾何の真髄~

出版社 技術評論社
発刊日付 2026年10月30日
著者 佐野 茂 (著) 
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4297159535
『ユークリッド原論』は紀元前3世紀にユークリッドによって編纂された幾何学のバイブルとして知られています。点や線、平行、直角といった小学校以降どこかしらで学んできた幾何学の決まり事が記されています。本書は、幾何の原点である古代ギリシャにさかのぼり、数学の祖であり、哲学の生みの親と言われるターレスと二人の学生による会話を織り交ぜながら、細かく見ていきます。
歴史や地理的な背景を踏まえつつ、ユークリッド幾何学がもたらしてきた近代幾何学への功績、今日にいたる幾何学の流れはもちろん、幾何学の未来までをわかりやすく解説します。
 

応答曲面法の実践活用: JUSE-StatWorksによる実験計画の作成と解析のテクニック

出版社 日科技連出版社
発刊日付 2026年10月26日
著者 渡邉 克彦 (著), 佐々木 成実 (著) 
本体価格 4,400円(税込)(本体4,000円+税)
ISBN 978-4817198235
■最も効率的に必要な情報が得られる統計手法■

実験計画法は、新製品や新技術を開発するときなど、既存のデータがない中で、必要な情報を得るために使われる統計手法です。このような手法として要因配置実験や直交表実験が有名ですが、本書で紹介する応答曲面法は、少ない実験回数で効率的に必要な情報を得ることができます。
本書はトヨタで社内教育を担う著者が、実務での活用ポイントを余すところなく解説します。使用する統計ソフトは、無料で試用することができるので、これを用いれば実践的に応答曲面法を学ぶことができます。

【推薦】早稲田大学名誉教授 永田靖
『実験計画法のその先へ』
現場で使える応答曲面法が実践的に解説されている。
 

数理物理のための 関数解析の展開: 局所凸空間,シュワルツ超関数と調和振動子

出版社 サイエンス社
発刊日付 2026年10月21日
著者 廣島 文生 (著)
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4781916811
本書は「現代の数学への道 関数解析」(ライブラリ現代の数学への道11,2024年刊行)の姉妹書である.「現代の数学への道 関数解析」では,バナッハ空間,ヒルベルト空間などを中心に関数解析の基礎理論を解説した.本書では,その先に広がる局所凸空間論とシュワルツ空間を基礎として,調和振動子のスペクトル理論を展開し,抽象的な関数解析と具体的な作用素論・フーリエ解析との結び付きを明らかにすることを目指す.

【主要目次】局所凸空間/有界作用素/双対空間/反射性/リース-マルコフ-角谷の表現定理/ヒルベルト空間と共役空間/半双線形形式/射影極限と帰納極限/テンソル積と普遍性/シュワルツ超関数/調和振動子/付録A 位相空間入門
 

ガイダンス Juliaによる確率統計: 基礎から学ぶモンテカルロ法 (ライブラリ新数学基礎テキスト TK)

出版社 サイエンス社
発刊日付 2026年10月6日
著者 石谷 謙介 (著) 
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4781916781
確率統計の基本事項とモンテカルロ法の技術を並行して修得できるテキスト.本書では,Juliaを用いて確率統計の諸問題をモンテカルロ法で再現し,理論解との比較を通じてモンテカルロシミュレーション特有の感覚を読者に身につけてもらうことに重点が置かれている.

【主要目次】事象と確率/確率変数とその分布/多変量確率変数/データの分析/大数の法則と中心極限定理/統計的推定/統計的仮説検定/本書で必要な数学上の話題/問と演習問題の解答/付表
 

現数Select No.24 解析学のための良問微積分 1変数・多変数・ベクトル解析・複素解析

出版社 現代数学社
発刊日付 2026年10月21日
著者 加藤明史 (著) 
本体価格 3,520円(税込)(本体3,200円+税)
ISBN 978-4768707173
数学の理解は良問に出会い,深まる. 微積分の基本事項を簡潔にまとめ,理論的にも重要な良問を体系的に精選.1 変数・多変数・複素変数を貫いて,計算技法に終わらぬ数学的理解へと導く本格派問題演習書. [内容]1 変数関数/多変数関数/複素変数関数/解説・解答篇
 

量子ドット: 閉じ込めと開放の物理学 (基本法則から読み解く物理学最前線 42)

出版社 共立出版
発刊日付 2026年10月5日
著者 勝本 信吾 (著), 須藤 彰三 (監修), 岡 真 (監修) 
本体価格 3,080円(税込)(本体2,800円+税)
ISBN 978-4320035621
一見、塵芥の類とも見える小さな量子ドットは、量子閉じ込めの魔法により、まばゆい光を放つデバイスの中心となり、量子開放系解明への道を照らし、さらに量子情報が開陳するマジックの種ともなる。本書は、このシンデレラ・ストーリーを演出した物理を、基本法則に立ち戻りつつ解説したものである。
内容は、形成法の概観から始まり、量子ドットとして、自己集積によって形成するもの、コロイド法により形成するもの、リソグラフィなどの物理的形成法によるものに加え、単原子を高励起によって巨大化させたリュードベリ原子も対象とする。続いて、量子ドット物理を支配する2つの効果――量子閉じ込めと単電子帯電効果――が、電気伝導、磁性、光吸収・発光にどのような影響を及ぼし、それがどのように使われているかを解説する。その後、特徴的な物理現象、特に近藤効果とのかかわりを通して開放系の物理へと展開する。さらに量子情報の項では、その解説と開放系との関連から、観測問題の最近の展開にも触れる。最後に今世紀の大きな流れの一つである、「情報熱力学」にも量子ドットが関与していることを示す。
最低限の数式を極力明瞭に示す一方、多くの実験と応用例を紹介し、人間が「量子系を組み立て制御する」ことに手を伸ばしていることが感じられる内容となっている。
 

材料科学者のための輸送現象論 問題と解説: 運動量・熱・物質の輸送を基礎から学ぶ

出版社 内田老鶴圃
発刊日付 2026年10月13日
著者 安田 秀幸 (著) 
本体価格 1,980円(税込)(本体1,800円+税)
ISBN 978-4753651405
既刊「材料科学者のための輸送現象論」の章末に配置された演習問題に,丁寧な解説と解答を示した書.単に導出される式や計算結果だけを述べる簡略な解答ではなく,原理や法則をどのように用いるのか,関係式をどのように導くのかといった解答に至る過程を示すとともに,問題に関連する事項についても解説を加えることで,個々の演習問題を超えて輸送現象の理解が深まるよう執筆されている.
 

電磁気学: ベクトル解析を用いてマクスウェル方程式を学ぶ (フロー式物理演習シリーズ 12)

出版社 共立出版
発刊日付 2026年10月5日
著者 須藤 彰三 (監修), 岡 真 (著, 監修) 
本体価格 2,420円(税込)(本体2,200円+税)
ISBN 978-4320035119
本書では、現代科学技術の至る所で重要な役割を果たしている電磁気の物理を基礎から体系化して学ぶことができる。電磁気学の基礎法則は、時空間を満たす電気と磁気の場――電磁場――が満たす微分方程式である、マクスウェル方程式で書き表される。しかし、この方程式の意味を理解して使いこなすには、数学的な基礎が必要である。本書は、基礎的なベクトル解析を用いることで、電場や磁場の物理的な意味や電荷、電流との関係、マクスウェル方程式の物理的な意味を修得することを目指す。
 

AI計算科学: 表現・推論・探索による計算科学の再編

出版社 東京化学同人
発刊日付 2026年10月28日
著者 岡野原 大輔 (著) 
本体価格 3,520円(税込)(本体3,200円+税)
ISBN 978-4807921003
AI計算科学を解説する初めての一冊!
AIの導入で変わりつつある計算科学を俯瞰できる.

● 本書の特徴
① 計算科学を再編する
② 分野を横断してつなぐ
③ 物理法則とAIを融合する

● 本書でわかること
・AIは,研究の何を変えるのか?
・量子化学から材料科学・生命科学・マクロシミュレーションまで,AIはどのように使われているのか?
・AIと物理法則を組合わせることで,何が可能になるのか?
・AI計算科学は,これからどこへ向かうのか?
 

レオロジー

出版社 朝倉書店
発刊日付 2026年10月9日
著者 増渕雄一 (著) 
本体価格 4,950円(税込)(本体4,500円+税)
ISBN 978-4254201888
物質の流動と変形を科学する学問であるレオロジーについて,基礎理論から実際にレオロジーを指標として材料・製品開発,品質管理を行う際の方法・考え方まで学べる実用的専門書.〔内容〕レオロジーの準備/レオロジーによる物質の分類/流動変形試験/温度の影響/線形粘弾性解析/非線形レオロジーの解析/レオメトリー/ソフトマターの分子レオロジー/レオロジー測定計画/テンソル形式
 

高分子科学 第2版 合成から物性まで (エキスパート応用化学テキストシリーズ)

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月22日
著者 東 信行 (著), 松本 章一 (著), 西野 孝 (著) 
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4065453360
★フルカラーになってさらに見やすく!★

高分子科学に関する最高の教科書と、自信をもってお薦めします!
内容は「合成」「構造」「物性」の三本柱からなるシンプルな構成。
これらを幹として高分子材料(機能性高分子)や生体高分子などの枝葉はある程度削ぎ落としました。
一方で、高分子の発展において重要な鍵となる発見については、そこに至る背景や経緯を述べることに努めました。
また、現在最先端で行われている高分子の研究についても、その基本概念や目的について触れることを重視しました。

全体を通して、高分子科学に自然と興味が持てるような、研究者になりたいと思えるようなつくりを心がけました。
高分子科学の概念が深くわかる1冊で、末永く使えることは間違いありません。

最強のアズキを攻略せよ 研究は晴れときどき泥沼 (岩波科学ライブラリー 344)

出版社 ‎岩波書店
発刊日付 2026年10月20日
著者 内藤 健 (著) 
本体価格 1,980円(税込)(本体1,800円+税)
ISBN 978-4000297448
アズキなんて地味? 否! アズキこそが派手で、多様で、最強なのだ。猛者ぞろいの野生アズキの仲間から、塩に強い種に狙いを定め、強さの秘密を解き明かす。アズキの力で農業の大敵・塩害を克服できるのか、そして世界を救えるか……!? 暑い浜辺をさまよい、うどんこ病に見舞われながらも、火傷しそうな熱さでつづる探究と夢。

基盤モデルのための強化学習 (KS情報科学専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月22日
著者 和地 瞭良 (著) 
本体価格 3,080円(税込)(本体2,800円+税)
ISBN 978-4065447222
基盤モデルの性能を引き上げるうえで、強化学習は中核的な役割を担っている。
本書は、強化学習の基礎から、基盤モデルの事後学習を支える理論と手法、推論時スケーリング、Agentic RLまでを体系的に解説した、世界的にも類書の少ない一冊である。
なぜ強化学習が必要なのか、その可能性と限界を、理論と実例の両面から明快に示す。
AIの今後を見通すうえで、本書は重要な羅針盤となるだろう。
――岡野原大輔(Preferred Networks代表取締役社長)

【本書のポイント】
◆基盤モデルを賢くする強化学習、その理論を体系的に理解する!◆

いま強化学習は、基盤モデルの振る舞いを制御するための汎用的な枠組みとなっている。各手法がなぜ必要になったのか、どのような仮定のもとで何を最適化しているのか。本書では、これらを数式と直感の両方から解説する。

フィジカルAI進化論

出版社 SBクリエイティブ
発刊日付 2026年10月1日
著者 小宮昌人 (著)
本体価格 2,200円(税込)(本体2,000円+税)
ISBN 978-4815645885
AIとリアルが融合する時代、日本企業と人材はどう進化すべきか――最前線を解き明かす。

フィジカルAIは、「物理世界において認識し、推論し、相互作用し、行動を起こしてナビゲートする人工知能」です。

AIはついにPC・画面の中を抜け、現実世界に影響を与えるようになってきています。
その背景には、「フィジカルAI」と「AIエージェント」という2つの技術の発展があります。

本書では、第一線を取材し続けてきた著者による、50社を超えるさまざまな業界における最新事情をもとに、現時点のフィジカルAI事情を解説しています。
その状況のなか、日本の勝ち筋は何か、求められる人材とはどういった人材か、産業の未来を紐解きます。

AIプロジェクトの管理 ―AIプロダクトの構想から運用まで

出版社 オライリー・ジャパン
発刊日付 2026年10月21日
著者 Malini Jain Runtasewee (著), Adrián González Sánchez (著), 鈴木 駿 (翻訳), & 2 その他 
本体価格 3,960円(税込)(本体3,600円+税)
ISBN 978-4814401864
本書は、生成AI時代のプロジェクトマネジメントを、アイデア創出からPoC、本番運用まで一貫して解説します。要件定義、評価指標、データ品質、モデル評価、法務・倫理を含むガバナンス、ステークホルダー調整を実務視点で整理し、AI特有の不確実性に対応しながら、継続的に価値を生み出すプロダクトを開発する方法を学ぶことができます。

知能爆発 AIの次に来るAGIとは何か、そして人類に何が起きるのか

出版社 講談社
発刊日付 2026年10月1日
著者 bioshok 有路翔太 (著) 
本体価格 2,750円(税込)(本体2,500円+税)
ISBN 978-4065452370
「本書はAGIという新たな『思考資源』について考えるための地図だ」(山口周)
「牧歌的なAI時代は終わった。予測困難なAGI時代にどう備えるか」(安野貴博)

「AIが人類に危機をもたらす」と世界中の識者が語り始めたいま、必読!この本は、世界初の「AGI時代の道しるべ」になる。


OpenAI、アンソロピック、グーグル・ディープマインドなど、最先端のフロンティアAI企業が開発にしのぎを削る「AGI(汎用人工知能)」。それを最初に実現した者は、知能・経済・軍事などさまざまな面で圧倒的な優位を勝ち取り、もしかすると、人類の存亡さえも決めるほどの力をもつかもしれない。だからこそ、これほどまでに投資が過熱しているのだ。

サム・アルトマン、ダリオ・アモデイ、イーロン・マスクらAI経済を牽引する大物たちは、「あと数年から十数年以内にAGIが生まれる」と確信し、そのときに向けてすべての戦略を構築している。彼らが「服用」している「AGIピル」とは、いったい何なのか? AIが「ただのチャットボット」であることを止め、「知能というエンジン」となって世界を一変させてしまう、その根本原理とはなにかーー。

AGI、さらにその先に生まれる「ASI(人工超知能)」が駆動する「経済爆発」「技術爆発」「産業爆発」そして「知能爆発」は、人類に巨大な恩恵をもたらすと同時に、あまりに巨大なリスクをも突きつける。これから始まる10年は、「人類の運命を決める10年」になるかもしれない。

未来をひとつの知能、ひとつの企業、ひとつのAIシステムの中へ閉ざさないために、いますべての人が知っておくべきことは何か。考え抜くべきことは何か。前代未聞の密度と情報量で描ききる!
 

HOME