2026.10.30 今月のおすすめ書籍(2026年11月)

おすすめ新刊紹介「文庫」

オスマン帝国衰亡史

出版社 筑摩書房
発刊日付 2026年11月12日
著者 アラン・パーマー 白須英子
本体価格 1,980円(本体1,800円+税)
ISBN 9784480514110
世界の交差点コンスタンティノープルを擁して三大陸に覇をとなえ、欧州列強を震撼させた大帝国は、いかにして滅亡したのか。その衰退の歴史を追う。
 

超驚愕! 超短編ミステリー 神々の挑戦状

出版社 文藝春秋
発刊日付 2026年11月5日
著者 伊坂幸太郎 原田ひ香 中山七里
本体価格 825円(本体750円+税)
ISBN 9784167925765
●読み始めたら、もう戻れない!
ロジックが冴え渡る本格推理から、
思わぬ展開が待ち受けるサスペンス、
身の毛もよだつホラーまで……。
押しも押されもせぬ人気ミステリ作家たちが
「週刊文春」に掌編を書き下ろし。
超驚愕のどんでん返し20連発!
〈死神シリーズ〉新作も読める奇跡のアンソロジー。
【目次】
一穂ミチ「ホタル」
方丈貴恵「勝負の行方」
杉井 光「マトリョーシカ・ブレイン」
井上真偽「イチローは次男」
山口未桜「名医の条件」
澤村伊智「優しいお母さん」
阿津川辰海「地方紙を買う息子」
斜線堂有紀「ナイス・ロア」
麻耶雄嵩「世界の調和」
井上先斗「覚えてる? 覚えてるよねえ」
原田ひ香「チラシ」
白井智之「ぜったいやってはいけないこと」
森バジル「これ、告げ口じゃないですから」
夕木春央「尾長邸のエレベーター」
中山七里「記号で呼ばれた男」
芦沢 央「待てば無料」
結城真一郎「親孝行代行」
今村昌弘「コックリさん」
背筋「清潔だった公園」
伊坂幸太郎「死神が醜聞」
 

図書館のお夜食

出版社 ポプラ社
発刊日付 2026年11月5日
著者 原田ひ香
本体価格 924円(本体840円+税)
ISBN 9784591191576
「好き」の気持ちだけでは
乗り越えられない夜に。

東北の書店に勤めるもののうまく行かず、仕事を辞めようかと思っていた樋口乙葉は、SNSで知った、東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。開館時間は夕方7時~12時まで。亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば〝本の博物館″のような「夜の図書館」で、乙葉と同じく、本を愛しているけれども、本の仕事で少しだけ傷ついたり疲れたりした経験を持つ図書館員たちとともに働く中、乙葉は「働くこと」について考えていく。

すべてをさらけださなくてもいい。
ちょうどよい距離感で、
美味しいご飯を食べながら、語り合いたい夜がある。

好きな仕事に疲れてしまった人や
人生に立ち止まりたくなってしまった人に贈る
「三千円の使いかた」「#台所のあるところ」の著者が描く、
本×ご飯×仕事を味わう長編小説。
 

おすすめ新刊紹介「新書」

哲学史入門Ⅴ
 ウィトゲンシュタインからAIまで

出版社 NHK出版
発刊日付 2026年11月10日
著者 和泉悠 大谷弘 三木那由他
本体価格 1,320円(本体1,200円+税)
ISBN 9784140887691
シリーズ累計10万部突破! 本格的なのに読みやすい入門書の新定番

「ことばの意味」とは何か? 私たちは本当に、相手のことばを「理解」しているのか? AIの登場により、これらの問いはかつてなく身近で切実なものになった。本巻では、フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインから出発し、「意味」をめぐる思索が、やがて行為、コミュニケーション、差別や抑圧といった現実の問題へと広がっていく壮大な軌跡をたどる。言語哲学はいつ生まれ、いかに広がり、どこへ向かっているのか。その歴史と最前線を見通す!
 

憲法と民主主義の危機

出版社 岩波書店
発刊日付 2026年11月20日
著者 山口 二郎 (編集), 長谷部 恭男 (編集) 
本体価格 1,188円(本体1,080円+税)
ISBN 9784004321354
未曽有の巨大与党体制が成立し野党が迷走する現在。政府と国会との健全なバランスが崩れつつある中で、解散権の濫用と緊急事態条項、防衛費の増額、九条、選挙制度改革、外国人政策など、憲法に関わる論点が数多く政治イシューとなっている。何が問題なのか。対立点はどこにあるのか。9人の専門家が明快に論じる。
 

おすすめ新刊紹介「一般書」

学ぶことが仕事――博士という生き方

出版社 世界思想社
発刊日付 2026年11月4日
著者 三宅 香帆
本体価格 1,980円(税込)(本体1,800円+税)
ISBN 9784790718154
「人間は、学びたいと思いすぎると、むしろ、えらいと言われなくなっていくのである」――(はじめにより)
ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者・三宅香帆、初のルポルタージュ!
治験バイトで1日約10回の採血。
エンドレスの遺伝子実験。
研究室に寝泊まりして、結婚。
偏差値80の秀才が、「自分はダメだ」と絶望する――。
世間から「えらいね」と言われる道(新卒就職)を捨ててまで、なぜ彼らは「博士課程」という道を選んだのか?
そして、博士号を取った先に、どんな仕事と人生が待っているのか?
自身も博士課程を経験した著者が、「学ぶことを仕事にした」研究者たちのリアルと、知られざるキャリアの実態を徹底取材!

◆ 本書で描かれる「博士たちのリアル」
・【日常】休む暇もない研究生活、大学院生のお金事情
・【人生】恋愛・結婚・子育てとの両立という難題
・【進路】アカデミアに残るか、企業へ行くのか、それとも第3の道か
・【価値】企業や社会は「博士」をどう評価しているのか
効率やコスパが重視される現代社会で、「時間をかけて深く学ぶこと」には、どんな意味があるのか?
「学びの故郷」である大学院と博士たちの姿から、これからの社会と個人のあり方を問い直す一冊。
 

石の刃

出版社 KADOKAWA
発刊日付 2026年11月25日
著者 米澤穂信 星野源
本体価格 2,475円(本体2,250円+税)
ISBN 9784041155325
【著者は米澤穂信。プロデュース・写真ディレクション・出演は星野源!】
虎ノ門に法律事務所を構える弁護士・絵島のもとに、先日判決が下った殺人事件の控訴審の依頼が舞い込む。被告人の小布井春子は、夫の復讐のために被害者を展望台から突き落としたとされ、一審で重い有罪判決を受けた。小布井の部屋から殺害計画を詳細に記した日記が見つかって以来、〈殺人日記事件〉という名で世間を騒がせている。絵島はすぐさま小布井と接見するが、彼女は控訴に消極的で、事件については完全な黙秘を貫いている。絵島は依頼を果たすため、関係者への聞き込みと現地調査を開始。絵島がたどり着く真実、そして控訴審の行方は――。
「やるなら徹底してやらなきゃいけないし、それでも勝てる見込みはほとんどない。それが控訴審だ」
 

おすすめ新刊紹介「人文書」

文明論 古代近東と西洋の未来

出版社 以文社
発刊日付 2026年11月13日
著者 デヴィッド ウェングロウ (著), 酒井 隆史 (翻訳)
本体価格 3,960円(税込)(本体3,600円+税)
ISBN 9784753104024
かのデヴィッド・グレーバーをして、「現在の考古学者で最も独創的な思考の持ち主」といわしめ、のちに怪物的書物の共同執筆につながった原点、すなわち『万物の黎明』第0章、がついに翻訳!
 

おすすめ新刊紹介「理工書」

情報幾何: 推定と予測の漸近理論 (統計学one point 30)

出版社 共立出版
発刊日付 2026年11月5日
著者 清 智也 (著) 
本体価格 2,750円(税込)(本体2,500円+税)
ISBN 978-4320112810
情報幾何学が誕生するきっかけの一つは統計的推定の漸近理論にあった。漸近理論とは、データの個数が大きくなったときにどのようなことが成り立つかを調べる理論のことである。
この理論に現れる正則条件と呼ばれるものをよく観察すると、情報幾何学の基本要素である多様体の定義が浮かび上がってくる。本書ではこの点を押さえることを第一の目標とした上で、副題にある「推定と予測の漸近理論」を構築していく。
推定の漸近理論のうち、特に平均二乗誤差の漸近展開は、情報幾何の黎明となったEfronやAmariの研究の主題である。この結果を理解するために必要となる幾何学の用語や概念を、関連する統計学のトピックとともに解説する。

もう一つのテーマである予測の漸近理論については、真の分布が統計モデルの中にあることが分かっているという状況であっても、あえてモデルから外れた予測をした方が真の分布に近づくことができる、というKomakiの定理を証明する。ここに統計モデルの幾何学的性質が関係してくる。そしてベイズ予測分布はこの意味で優れた予測分布になっている。

他書を頼らずとも読み進められるよう、必要な事項はなるべく自己完結的になるよう構成されている。想定している読者は、大学の微分積分と線形代数をある程度学んだことがある方である。
 

金融データの解析: 高頻度観測によるボラティリティ分析

出版社 共立出版
発刊日付 2026年11月5日
著者 森本 孝之 (著)  
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4320112803
本書は、現代の金融市場において重要性を増している高頻度金融データの解析手法を、理論と応用の両面から体系的に解説するものである。実現ボラティリティや実現四次変動などの実現測度を出発点として、市場微細構造ノイズ、非同期取引、ジャンプ検出といった高頻度データ特有の問題を扱い、さらにボラティリティや共分散行列の動学的モデリングへと展開する。確率的ボラティリティモデル、実現GARCHモデル、HARモデル、高次元共分散行列推定、グラフィカルlassoによるネットワーク分析など、リスク管理やポートフォリオ管理に直結する手法を幅広く取り上げる点が本書の特色である。また、ニュース記事などの非構造化テキストデータを動的トピックモデルにより定量化し、市場ボラティリティ予測へ統合する方法や、近年注目されるラフボラティリティと長期記憶の考え方についても解説する。金融工学、統計的金融分析、データサイエンスを横断しながら、金融データの背後にある構造を理解し、高度なリスク管理や意思決定に活用するための実践的な視点を提供する一冊である。
 

圏論入門: 基礎概念からテンソル圏まで

出版社 裳華房
発刊日付 2026年11月27日
著者 和久井 道久 (著) 
本体価格 5,830円(税込)(本体5,300円+税)
ISBN 978-4785316211
昨今重要性が高まっている圏論を、初学向けに具体例を挙げながら解説。冒頭の準備の章において、本文中で圏と関手の例として用いられる数学の基本事項をまとめており、独習に適した構成となっている。後半部分では、発展的内容としてテンソル圏の話題を扱う。
圏論全般の基礎知識が身につくのみならず、その先の想像以上に豊かな圏論の世界を垣間見ることができる、新たな入門書がここに。

●基礎知識を携え、その先の“鮮やかな景色”を巡る旅へ――
本書は大きく分けて、準備としての第1章、圏論全般の基礎を解説する第2章から第4章、テンソル圏に特化した内容を扱う第5章から第8章の3部構成となっている。
第1章では復習を兼ねて、集合、群、ベクトル空間、代数、加群、位相空間、結び目、組み紐といった、圏と関手の具体例を与える数学の基礎概念をまとめている。特に、結び目と組み紐は、後述のテンソル圏の理解において本質的な役割を果たす。第2章から第4章では、圏、関手、自然変換、圏同値の定義と例、米田の補題について述べたあと、普遍性と随伴関手、およびアーベル圏の理論を丁寧に解説する。
第5章以降では、テンソル積を備えた圏に関する話題を扱う。マックレーンの連接定理(証明は裳華房Webページに付録として掲載予定)の主張とその意味をはじめ、双対をもつモノイダル圏、組み紐同値とリボン圏などについて解説したのち、最終章では、リボン圏からモノイダル関手を経て構成される結び目不変量と、アーベルモノイダル圏の完全可約性を応用として取り上げる。最後に締めくくりとして、淡中-クレイン再構成の現代的定式化を紹介する。
 

ベイズ統計の考え方: 確率の基礎からベイズ統計の応用へ

出版社 東京化学同人
発刊日付 2026年11月24日
著者 T. M. Donovan (著), R. M. Mickey (著), & 1 その他 
本体価格 4,180円(税込)(本体3,800円+税)
ISBN 978-4807920822
データ分析で日常的に使用するベイズ統計手法の理解を深めたい人へ

若者らがベイズ統計学を学び始めたときの戸惑いや疑問を出発点として,著者が書き留めたメモをもとに執筆された入門書.ベイズの定理やベイズ推定の考え方を,高校数学に触れたことのある方なら読み進められるよう,平易な語り口と豊富な具体例で丁寧に解説する.読者が次のステップへ進むための橋渡しを目指す,ベイズ統計学の第一歩.
 

結びつく圏論

出版社 丸善出版
発刊日付 2026年11月4日
著者 Emily Riehl (著), 前原 悠究 (翻訳) 
本体価格 7,480円(税込)(本体6,800円+税)
ISBN 978-4621313374
圏論は20世紀における数学の進歩の多くに基礎を提供してきた。
本書では圏,関手,自然変換,米田の補題,極限と余極限,随伴,モナド,Kan拡張といった圏論の主要な概念やトピックが解説されている.これは,本書が代数学,数論,代数幾何学,代数的位相幾何学における問題を理解し取り組むための心強い道具を提供することを意味する。

本書では幅広い数学的な例を圏論の視点から捉え直し,圏論の概念や構成がよりなじみ深い数学的アイデアをもとにしていること,また逆にそれらの新たな理解を与えることを例示する。 関連する数学的背景についての知識があればより理解が深まるが,必須の予備知識は基本的な集合論と論理学のみである。

原著者エミリー・リールがハーバード大学およびジョンズ・ホプキンス大学で行った講義をもとに執筆された本書は,大学で数学を専攻する学部生や大学院生が圏論の主要概念を身につけるための入門書として広く勧められる。
 

最適輸送理論

出版社 朝倉書店
発刊日付 2026年11月6日
著者 高津 飛鳥 (著) 
本体価格 4,180円(税込)(本体3,800円+税)
ISBN 978-4254118766
二つの地点の間で物を輸送する費用を最適化する「最適輸送問題」の幾何学は、20世紀後半・21世紀初頭にかけて大きく発展し、微分幾何学全体に大きな影響を与えている。
また機械学習に現れる確率分布の空間の幾何学とも関係し、注目を集めている。本書はその基礎理論を丁寧に解説し、初学者がスムーズに研究の入り口に立てるようにするテキストである。
 

複素解析15講 —複素数・複素関数から留数定理・実積分へ—

出版社 現代数学社
発刊日付 2026年11月21日
著者 小寺平治 (著) 
本体価格 3,190円(税込)(本体2,900円+税)
ISBN 978-4768707210
複素数と複素平面から始め,微分・積分,コーシーの定理,テイラー・ローラン展開,留数定理,実積分への応 用までを解説.明快な論理と具体的な数値例で,「わかる!」を実感しながら学べる理工系学生のための複素解析入門. 

※本書は2017年に小社より刊行された『 ゼロからスタート明快複素解析』 の書名変更・リメイク版です. [内容]複素数と複素平面/複素関数/指数関数・対数関数/三角関数/円円対応/複素関数の微分法/コーシー・リーマンの方程式/写像の等角性/複素積分/コーシーの積分定理/実積分への応用/ε - δ 式論法エトセトラ/ 他
 

要点と詳解で学ぶ2層の線形代数 —基礎から固有値・標準形まで—

出版社 現代数学社
発刊日付 2026年11月21日
著者 永田 雅嗣 訳 K.イエーニヒ 著 (翻訳)
本体価格 4,180円(税込)(本体円+税)
ISBN 978-4768707203
一冊で二度学べる.要点と詳解,2 層構造の線形代数.線形代数は,「要点だけ」でも,「じっくり詳しく」でも学べる.本書は,核心を簡潔にまとめた「メイン」と,具体例や疑問に答える「サブ」からなる2 層構成.

ベクトル空間,線形写像,行列,行列式,固有値から主軸変換・行列の分類まで,自分の理解度と目的に合わせて読み進められる線形代数入門.

 ※本書は1997年に小社より刊行された『エレガント線形代数』の書名変更・リメイク版です. [内容]集合と写像/ベクトル空間/次元/線形写像/行列の計算/行列式/連立1 次方程式/ユークリッドベクトル空間/固有値/主軸変換/行列の分類
 

はじめての集合と位相[改訂版]

出版社 日本評論社
発刊日付 2026年11月12日
著者 大田 春外 (著) 
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4535790506
集合・位相の基本を、高校数学とのつながりに配慮して、ていねいに説明。定理の証明などの記述を見直し、内容を充実させた改訂版。
 

超基礎からの場の量子論 (KS物理専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年11月27日
著者 松浦 壮 (著) 
本体価格 7,150円(税込)(本体6,500円+税)
ISBN 978-4065453346
最高峰の理論物理を楽しく学ぶ、著者渾身の全21章! 
理論は精緻に、語り口は軽やかに。
本質を突く解説と豊富な演習で、初等力学・線形代数・量子力学・相対論を学びながら、物理学の真髄「場の量子論」への道を踏破!
 

シュレーディンガー動力学の構造: 量子力学の再構築

出版社 東京大学出版会
発刊日付 2026年11月26日
著者 高塚 和夫 (著)
本体価格 5,280円(税込)(本体円+税)
ISBN 978-4130606110
量子力学の「未完の完成」とされる構造的課題に対し、実関数シュレーディンガー方程式、量子確率経路、実測度をもつ経路積分を体系化し、波動関数の意味・測定問題・エンタングルメントを再解釈することで新しい量子動力学を提示する。量子論の基礎構造を再構築する研究書。
 

力学入門

出版社 裳華房
発刊日付 2026年11月20日
著者 轟木 義一 (著) 
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4785324186
大学初年次の力学で扱う標準的な内容を中心に構成した入門書。

カと運動の法則がどのように世界を描き出すのかを丁寧に解説し、とくに日常の考え方と物理法則のずれを確かめながら、高等学校で物理を学んでいない読者でも無理なく学べるように、非常に初歩的な事項から、初学者の思考に寄り添って説明した。

数学も必要なところで導人し、式の意味が見えるように進めている。独習で理解を深めたい読者や、力学がどのような現象につながっているかを知りたい読者のために、授業では扱いきれない話題や応用例も発展として取り上げている。
 

電磁気学

出版社 裳華房
発刊日付 2026年11月20日
著者 前田 京剛 (著) 
本体価格 4,400円(税込)(本体4,000円+税)
ISBN 978-4785324193
物理学科を始め、理工系の大学で初めて本格的に電磁気学を学ぶ人のためのテキスト。物質中の電磁場についての話題を提供した上で、マクスウェル方程式を提示するという構成にし、真空中の静電場の章の後に物質中の静電場の章を、真空中の静磁場の章の後に物質中の静磁場の章を配置した。これから物理学を学ぶ方々には、理学・工学という違いを必要以上に意識することなく、どちらも自然体で使いこなせる両刀使いになって欲しいという著者の思いから、第12章に電子回路の入門的な内容を収めた。そして、第13章と第14章は「電磁気学の到達点」として、特殊相対論と、量子論におけるゲージ場の発見について解説している。
 

解きながら学ぶ 力学・解析力学

出版社 裳華房
発刊日付 2026年11月27日
著者 後藤 晋 (著) 
本体価格 3,630円(税込)(本体3,300円+税)
ISBN 978-4785322823
本書には「力学」と「解析力学」がコンパクトにまとめられており、古典力学を1冊で系統的に理解できるようになっている。
本書は第I部~第IV部の4つの部で構成されており、第I部と第II部ではニュートン力学の美しさを、第III部では解析力学の強力さを理解する。さらに、第IV部では古典力学の発展の入り口をみる。
本書の特徴の一つは、問題を解きながら基礎から応用まで学ぶことができる点である。問題という形式をとることで、重要な事柄の帰結とその導出過程を区別しやすくなり、また、問題を解く過程を通して学んだ内容への理解を深めることができる。
さらに、理学や工学の幅広い分野につながるよう、剛体の力学の一般論や、解析力学における非保存力の扱いなどの実践的な内容を省略せず取り扱っていることも大きな特徴である。
力学は様々な学問の基礎であり、本書が多くの読者に読まれることを願っている。
 

機能性薄膜材料の合成と物性 (物質・材料テキストシリーズ)

出版社 内田老鶴圃
発刊日付 2026年11月17日
著者 福村知昭 (著)
本体価格 4,180円(税込)(本体3,800円+税)
ISBN 978-4753623266
主に準安定相である未知の物質を薄膜合成で実現する研究にはまだ未踏の領域がある.準安定相といってもすぐに化学変化してしまう短寿命のものからガラスのようにきわめて安定なものまで様々であり新物質・新物性発見の余地を残す.本書は筆者が携わってきた新物質合成の分野に関わる基礎的な内容を分かりやすくまとめた書である.
 

新結晶成長ハンドブック

出版社 共立出版
発刊日付 2026年11月24日
著者 日本結晶成長学会「新結晶成長ハンドブック」編集委員会 (編集)
本体価格 38,500円(税込)(本体35,000円+税)
ISBN 978-4320036574
本書初版の刊行(1995)から四半世紀、この間、結晶成長の科学と技術は著しい深化を遂げた。対象とする材料系は飛躍的に広がり、結晶成長の舞台は従来の半導体、酸化物、金属、無機塩類にとどまらず、ワイドギャップ半導体、機能性薄膜、低次元・量子構造、さらには医薬・バイオ関連結晶にまで及んでいる。加えてエピタキシャル成長技術の精密化、その場観察法の進展、高分解能キャラクタリゼーションの高度化、計算科学およびデータ科学との融合は本分野に新たな視座と方法論をもたらした。
そして青色発光デバイスや大口径シリコン、移動体通信用材料等の成果は現代社会を支え、ノーベル賞受賞等でその意義が示された。

本書はこうした時代の進展を踏まえ、初版の内容を全面的に再検討し、理論と実験、基礎と応用、育成と評価の有機的連関が自然に理解されるよう、基礎理論、育成技術、代表的材料系、エピタキシー、物性制御、加工、キャラクタリゼーション、動的観察に至るまで、結晶成長研究と技術開発の流れに即して体系的に構成した。
 

実践 有機化学のための量子化学計算:
Gaussianを使いこなすための理論とテクニック

出版社 東京化学同人
発刊日付 2026年11月30日
著者 山中正浩・本田 康(著)
本体価格 5,940円(税込)(本体5,400円+税)
ISBN 978-4807920082
計算化学を専門としない,実験を主体とする有機化学者を対象に,Gaussian計算の原理から実際の研究現場で役立つ実践的な使い方までを丁寧に解説.

量子化学理論の専門書と計算初心者向け入門書の間を埋める,理論と実践をバランスよく学べる教科書.実験化学者と理論化学者,双方の視点から内容を吟味し,理論を理解しながら計算を研究に活かせる構成となっている.
 

ヴォート基礎生化学 第6版

出版社 東京化学同人
発刊日付 2026年11月24日
著者 D. Voet (著), J. G. Voet (著), C. W. Pratt (著), & 7 その他 
本体価格 8,580円(税込)(本体7,800円+税)
ISBN 978-4807920891
生化学の飛躍的進展を取入れ改訂された世界的に定評ある教科書の最新版 

【今改訂のポイント!】
■多くのトピックを文脈の中で扱う“生化学の焦点”に統合
■核酸に関する内容(旧3,24章)を,DNAに関する合併章として移動(新6章)
■糖新生は解糖と統合して扱う(新13章)
■全体に散在していた実験方法に関する内容を更新し,付録にまとめた
 

惑星鉱物学

出版社 朝倉書店
発刊日付 2026年11月13日
著者 富岡 尚敬 (著), 奥地 拓生 (著), 野口 高明 (著) 
本体価格 5,940円(税込)(本体5,400円+税)
ISBN 978-4254150261
• 惑星鉱物学についてまとめられた国内初の専門書.
• さまざまな太陽系環境における鉱物の産状と特徴,そして地球惑星の諸現象との関わりについて,鉱物学・結晶学的な知見から解説.
• 惑星物質の全体像を,隕石や小惑星リターンサンプルの解析,環境再現実験から得られた知見を通して俯瞰.

【主な目次】
Chapter 1 鉱物とは何か?
Chapter 2 実験室で鉱物をつくる
Chapter 3 鉱物の構造を調べる
Chapter 4 太陽系小天体をつくる鉱物
Chapter 5 地球型惑星の内部をつくる鉱物
Chapter 6 氷衛星をつくる鉱物
Chapter 7 天体衝突でつくられる鉱物
索 引

天体軌道解析Ⅰ —惑星運動から人工衛星の摂動まで—

出版社 ‎現代数学社
発刊日付 2026年11月21日
著者 半揚 稔雄 (著) 
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4768707197
天体の運動を方程式から「軌道」へ,解析力学で読み解く惑星と人工衛星の運動.

本書は二体問題,ラグランジュ・ハミルトン力学,正準変換,ハミルトン-ヤコビ理論,ドローネー変数,摂動論を一つの流れとして解説.天体力学の基礎から軌道解析の核心へと導く本格的入門書.

 [内容]二体問題/古典力学の基本原理/ラグランジュの運動方程式とハミルトンの正準方程式/正準変換/ハミルトン– ヤコビの方法/摂動論/球面直角三角形の辺と角の間の関係/演習問題の解答

ベントン 古脊椎動物学
 I: 脊椎動物の起源と初期進化
II: 恐竜と鳥類の時代
III: 哺乳類そしてヒトへ

出版社 朝倉書店
発刊日付 2026年11月9日
著者 Michael J. Benton (著), 倉谷 滋 (監修), 鈴木 大地 (翻訳), & 4 その他
本体価格 Ⅰ…6,930円(税込)(本体6,300円+税)
Ⅱ…7,920円(税込)(本体7,200円+税)
Ⅲ…6,930円(税込)(本体6,300円+税)
ISBN Ⅰ…978-4254162837
Ⅱ…978-4254162844
Ⅲ…978-4254162851
定評あるVERTEBRATE PALAEONTOLOGY 5th ed.を3分冊で全訳.
オールカラー.
最新の古生物学・進化発生学の知見を取り入れ,脊椎動物の進化史の全体像を把握.

・第I巻では起源からペルム紀-三畳紀大量絶滅まで解説.
・第II巻では現生四肢動物の起源や恐竜による支配を解説.
・第III巻では哺乳類の起源からヒトの誕生・拡散までを解説.

ティラノサウルス特大骨格模型+実物大ポスター: 世界とつながるほんもの体験キット

出版社 Gakken
発刊日付 2026年11月30日
著者 小林快次 (監修)
本体価格 2,860円(税込)(本体2,600円+税)
ISBN 978-4057510118
全長約40cmの大迫力! 最強恐竜ティラノサウルスの1 / 35サイズ骨格模型と、頭骨の一部を実物大で掲載したポスターがセットになったキットです。北海道大学総合博物館 小林快次博士監修のガイドブックつきで、恐竜の体のつくりやティラノサウルスの生態がよくわかります。

キットの特徴
☆骨格模型は、日本を代表する恐竜造形作家の荒木一成氏が原型を製作。ティラノサウルスの骨格を細部までリアルに再現しました。自分の手で組み立てることで、最強恐竜のからだのつくりがよくわかります。
☆ティラノサウルスの頭骨の一部を実物大で掲載したA1サイズの特大ポスターつき。最大級の肉食恐竜であるティラノサウルスの大きさが実感できます。
☆ガイドブックでは、ティラノサウルスの骨格のひみつや最新の研究成果を詳しく解説。自由研究や調べ学習にも役立ちます。

因果機械学習入門: 意思決定のための因果推論と機械学習

出版社 オーム社
発刊日付 2026年11月30日
著者 谷本 啓 (著) 
本体価格 3,850円(税込)(本体3,500円+税)
ISBN 978-4274235627
本書は、行動と結果の因果関係をデータからモデル化することで意思決定につなげる技術である因果機械学習(Causal Machine Learning)について解説します。

良い意思決定のためには「どう行動したら、どんな結果になるか」という行動と結果の因果関係の把握が必要です。しかし、機械学習による予測モデルが因果関係を捉えることは必ずしも保証されません。単に「この場合は、こうなることが多かった」という過去のデータにおける傾向を表しているにすぎないからです。

では、どうすれば因果を捉えられるか。行動をランダム化した実験が可能であれば因果関係を立証できますが、現実には困難といえます。ランダム化されていない観察データから因果を立証するには、データ生成過程に関する知識と、状況に対応した手法の選択が必要です。

本書では、どんな場合にどんな手法が適用可能か、代替アプローチを含め幅広く解説します。重要な仮定や公理を含む理論的背景に紙数を割き、読者が各手法やアプローチの有効範囲を正しく理解し、自信をもって使えるようになることを目指します。

推薦システム なぜ推薦システムが薦める商品は魅力的なのか、あるいはなぜ魅力的ではないのか (KS情報科学専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年11月12日
著者 佐藤 竜馬 (著) 
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4065447505
行列分解からLLMエージェントまで、現代的検索システムのすべてを解説!
大好評の『検索システム』に続く第二弾.

本書は、推薦システムの基本的な仕組みから、内容フィルタリング、協調フィルタリング、評価手法、社会的な側面に関わる話題、さらにはLLMを活用した推薦システムなどの最新話題までを幅広く解説.

推薦システムを成立させている諸技術についての解説、すなわち「なぜ推薦システムが薦める商品は魅力的なのか」という問いに答えるだけでなく、それを実現することの難しさや現在でも解決していない問題、すなわち「なぜ推薦システムが薦める商品は魅力的ではないのか」という問いについても解説している
 

Python機械学習スタートブック (KS情報科学専門書)

出版社 講談社
発刊日付 2026年11月27日
著者 加納 徹 (著) 
本体価格 3,300円(税込)(本体3,000円+税)
ISBN 978-4065458990
手を動かしながら学ぶ「機械学習」テキストの新定番!

AIを「使う」から、「理解して使いこなす」へ!
生成AIが身近になった今こそ、その基盤となる「機械学習」を学びませんか?

【本書の3つの特長】
1. 手を動かして学べる
豊富なコード例を実際に動かし、結果を確かめながら、機械学習の考え方と実装方法を学べます。
2. Web教材で理解を深める
掲載コードをWebで参照できるほか、独自のインタラクティブ教材で機械学習の諸概念を視覚的・体験的に学べます。
3. 基礎から生成AIまで学べる
Python入門・データ可視化から、古典的な機械学習、画像処理、自然言語処理、深層学習、生成AIまで、一冊で学べます。

全14章の構成で、大学講義(半期15回程度)でのご利用にもおすすめ
 

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